※仮設でのお茶っこの時に、仮設の大きい所はイベントや講習会が毎日開催され、色々教えて貰え、それが現金収入になっていると聞いている。しかし七郷の仮設にはエマオさんしか来てくれない。同じ荒浜の被災者なのに、働きたいのに機会がない、手作業したくても教えて貰えない。仙台市民の8%しか被災していないから、自分達の想いが市に伝わらないと嘆いておられた。また、千葉さんから仮設の中で貧困の差が出ていることもお聞きした。四畳半二間の仮設で隣の声が聞こえる状況では勉強したくても集中出来ない。仮設の子ども達の学力が下がっていると。子どものことを考え仮設を出て行く事が出来る家族と、そうしたくても出来ない家族がいる。また、子ども達がよく訪ねて来れる人、逆に誰も来ない人。復興住宅(マンション)が建ち引っ越して行ける人、その抽選が当たっても狭い団地暮らしは嫌だと断る高齢者。宅地分譲も始まり5年経つと自分の物になるが、残りはローンとなる為若い人しか手を出せない。震災から3年が経ち抱えている問題が少しずつ変化してきている。四国にいては分からない問題が仙台に行き見えて来た。テレビで見る仮設と実際住んでおられる仮設では大きな違いがあることもわかった。
※宿泊先として教会に泊めて頂いたお蔭で、他教区、他教会の方と交わりを持つことが出来た。震災直後からワークされてきたいずみさんから直後は100人近いワーカーがいたこと。野田先生と菅原さんとの出会いが今のエマ笹に繋がること。せつこさんからは仮設の中での力関係があること、○○さんがいる時は体操しない等、狭い中でのコミニュテー作りの大変さがあることを知った。そんな中でエマオのスタッフが寄り添う姿、仙台から遠くにいても被災された方を覚えていることを伝える大事さを教えられた。
夜遅くまでお互いの教会生活や同じ女性としての話など出来て、とても恵み多い日々でした。
※カトリックの方が、センターのスタッフのカウンセリングの為に呼ばれたそうで、12日に来られていた。松山ご出身とのこと。確かにスタッフの精神的フォローは必要だと思った。スタッフの心が疲れてしまわないようにと配慮されていた。必要なことだと感じる。
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