ボランティア派遣速報
この速報は、広瀬氏が25日の活動をfacebookにUPしたものを転載しました。

 
日 時 :2015年824()28()
派遣先 : 東北教区被災者支援センターエマオ
広瀬満和(新居浜教会/川之江教会)
 
 
(8月26日05:30付)

午後は雨も上がって仮設住宅の草引き再開。数年前と意義が少し変化している。

仮設住宅の多くは公園やグラウンドに建てられているので、もともと雑草が生えやすい環境。夏の草引きは日常的に欠かせない。

仮設と言えど住宅だから基本は住人がされること。以前は共有スペースや高齢者のお宅の作業をお手伝いするのがボランティアの仕事だった。

仙台市内ではいま現在入居率が50%を切り、今日訪れたところでは8割以上が退去されていた。悲しい現実だが余力のある家庭ほど早くに引っ越され、その家の周辺は放置されることになる。

今夏、ボランティアの必須のワークとなっている。

ちなみに退去期限が来年3月末に迫っているが、転居先の目処が立っていない方も少なくない。

*写真は許可を得て撮影しています。






 
 
(8月26日06:55付)

仙台市荒浜。災害危険区域に指定され、もう住むことができない。旧荒浜小学校舎は震災遺構として残され、今も避難ビルとして活用されている。慰霊碑は2013年3月建立、観音像は津波の高さ。希望のプロジェクトの黄色い旗と看板。

名取市閖上。かさ上げ工事をし再び住宅地に。旧閖上中学校舎は解体予定。慰霊碑は2014年8月建立、塔は津波の高さ。亡くなった閖上中学生の同級生が机に書いたメッセージ。

二つの選択。それぞれの思い。

*写真は許可を得て撮影しています。















(8月26日06:19付)

昨日のフィールドワークから。

仙台市の津波浸水地域、荒浜の一画に写真が飾られているスペースがある。震災当初の被害を伝える写真と共に、被災前の町の写真も飾られていた。その中に、まさにその場所の写真がある。

震災前の荒浜の町を私は知らない。これまで3度ここに立ち荒涼とした風景を目の前にして「かつてはここに町があり日々の生活があった」と頭では理解しても、その姿は目に浮かばない。正直実感が湧かなかった。

今日、かつての風景を写真で見ながら同じ場所に立って、失われたもののかけがえのなさが、初めて感情として湧き上がって来た。もちろん住まわれていた方の思いに及ぶべくもないが、と言うことさえ憚れるほどのものだが。

とは言うものの、fbではどちらも写真、どれほどお伝えできているか・・・。

*写真は許可を得て撮影しています。







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