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第14次隊派遣報告
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日時:2013年10月24日(木)~11月 2日(土)
派遣先:東北教区被災者支援センター エマオ仙台 |
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堀川朝美(香川教会) |
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10月24日(木)
7時30分発バス~16時エマオ着
友人より「1%は誰かのために生きる(鎌田實先生)」と、手紙をバスの中で読むようにと渡される。
私は私の重荷をイエス様が負い自由にされた。だからイエス様と共に愛の内に共に生きると改めて思い、エマオで楽しんで働き、誰かと共の愛をもって寄り添いたい。
丸亀の梶浦さんと草薙さんと泊まる。
10月25日(金)
ラジオ体操、お茶っこに参加、少し仮設住宅のことがわかる。「がんばれと言われても何をどう頑張るのか?」の言葉に苦しみと不安の重さを感じ取る。
保険の手続きをする。教区の松本兄が教会内パイプオルガンの案内説明をしてくださる。
ミーティングで、ボランティアとは何か、どういう意味か、と改めて考える。
10月26日(土)
ラジオ体操・お茶っこ。一人の女性が「生きているだけで幸せと思わなぁ!」と話される。私の着物のリサイクルもめんで、話が盛り上がる。
笹屋敷のKさん宅収穫祭。芋煮バーベキューに参加。笑顔で多くの人をもてなし、周りの人々に希望を与えている姿に感動する。
荒浜地区、閖上地区案内していただく。私の子の足で多くの命や財産や心を奪った場所に立っていることに怖れと悲しみが私の心の中に入り、涙が出た。
10月27日(日)
仙台青葉荘教会で礼拝を守る。光の子フェスティバルでお餅やコーヒーをいただき、バザーに参加する。「龍馬の夢」を読み終える。
10月28日(月)
るーぷるバス600円瑞ほう殿、青葉譲後、大崎八幡宮、仙台市内けやき通りが美しかった。美術館、博物館が休み。残念。
鎌田さん、橋本さん(20歳学生)、宿泊が一緒になる。若い人たちが心を寄せ合うボランティア、日本もまだ大丈夫かな。感心。
10月29日(火)
ラジオ体操・お茶っこ。
Aさん宅ワーク。白菜の周りの草抜き。キャベツの植え付け。少し心を開いてくださったかな、と思う。
10月30日(水)
ラジオ体操・おちゃっこ。
大勢の方が参加。方言が飛び交い、わからなかったが結構楽しい。今日もAさん宅。鎌田さんと昨日の続き。キャベツ・ブロッコリーの植え付け水やり。二人で1~1.5人前ぐらいの働き。笑いの中で働く。
きゅうりの漬物、こんにゃく油揚げの煮物を御茶うけに。とてもおいしかった。
10月31日(木)
ラジオ体操・おちゃっこ・ワーク
今日も話が盛り上がっていた。内容は三割ぐらいしかわからないが、寄り添い交わりの時となる。
蒲生のEさんの田畑石拾い。食事の時、豚汁を真ん中に遠藤さんがぼつぼつと話される。全てが流れ去る。がれき、大きな石、中ぐらいの石、小石と、順に広い畑を片づけるが、手におえない。奥様がエマオに相談に来る。家族だけだと本当に放り出したくなるであろうと思う。エマオのメンバーが加わることによってEさんに希望の光が届けば、と思う。まだまだこれから先は長い。エマオの働きが期待される。
11月1日(金)
フィールドワーク。石巻へワーカー5名とスタッフ1名で。
日和山公園~南浜~門脇小学校。女川町~大川小学校~77銀行。
津波の爪痕に恐ろしさを感じ、残された者の心を思う時、「どうして、どうして」と言葉にならない。ただこの津波の恐ろしさ、出来事を語り継ぎ、二度と被害者が一名も出ないように祈りたい。
11月2日(土)
ラジオ体操・お茶っこ
Aさん宅の農業手伝い。かぼちゃ洗い他の予定だったが、ブロッコリーの植え付け、畑の水やり、草抜き作業。Aさんはボツボツと3月11日前後のことを話してくれました。少し心を寄せ合うことができ、うれしかったです。今日でお別れを惜しんでくれました。
11月3日(日)
仙台青葉荘教会にて礼拝を守る。
11月4日(月)
6時半エマオ出発~高松へ
最後に
寄り添い、共に生きる。言葉のやさしさ、重さ、深さをこの体をもって学びました。被災者と、私達を結ぶ手としてエマオがある。日本各地世界の災害や人間の権力欲望の被害者と共に生きる(願わくばイエス様を真ん中に)。愛の輪を大きく広げ、手を結ぶエマオとして祝福されますように。
輪もすぐ身近な隣人から小さな働きをし、また、平和のため、エマオの働きのため祈り続け、また、そのことをここで学んだことを伝え続けることが出来るようにと思っています。
エマオでの小さな働きでしたが、私自信は大きなテーマをいただき、多くの人達と交わり、教えられることがいっぱいありました。残された私の人生を・・・と考えさせられました。また、少しずつエマオでの出来事を伝えたいと思います。 |
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