私のボランティア体験

 
松山教会員 佐竹正郎
動 機 1月29日、聖日礼拝週報から
被災の実情を自分の目で

被災の形  献金、物資、祈り、もう一つの援助・汗と力
手続き 四国教区 さや教会、篠浦牧師へ事務室から
現地集合 仙台市「東北教区救援センター『エマオ』」へ
     
六日(月曜)
 ◇内勤スタッフからの注意と生活の流れの説明 保険加入の確認など
センターの基本的なタイムテーブル
7:30   エマオ開館/各自朝食
8:30 朝のミーティング 専従牧師(斎藤 篤)の祈り
作業地ごとにグループ分け、移動自動車分乗指示
その日の新メンバー自己紹介
8:50 センター前出発/ 現場到着9:30、作業開始
   昼食は各自持参、適時に
15:00 過ぎ 作業終了 センターから迎えの自動車
16:30 エマオで報告ミーティング 作業経過、感想など
その日で終了者 挨拶
17:00 ころ シェアリング 希望者による「わかちあい」
方向性、結論を求めない、自由な発言の時間
 あと、現地の人は帰宅。ホテルなど自由
18:00 夕食 希望者のために近隣の婦人が調理提供、
食事献金・通いの方¥100、泊まりの方¥300
あと 自由 希望者は、センターの斡旋で、男子は隣のマンションの一室宿泊
     女子は、裏にある隣接の青葉荘教会の施設宿泊
マンションは、センターの趣旨に賛同して、オーナーが提供し下さったもの。
宿泊 同宿は、桜美林大学学生(東京の人)三人

七日(火曜)
◎朝食 シリアルなどは用意されているのを自由に。前日の残り物も自由に。
◎ミーティング
 ◇スタッフからの注意 前日、基本的な事項を確認
   被災者の心を傷つけないように、写真撮影、余分な質問をしない。
   ボランティア参加者は宗教色を出さない。
   作業は、スピードよりも丁寧さを心掛ける
   靴、衣服の汚れを持ち込まない。
 ◇グループ分け 前日と同じ奉仕先。4カ所。移動は、支援者の提供による自動車二台で
◎作業 実働は、早大男子学生(仙台出身)と二人、受け入れの農家のご主人の指示。
     津波で乱雑になった納屋の整理、より分けた資材の移動、運搬、焼却
      好意的な受け入れ農家、お茶時、被災時の話
◎激甚被災地巡視   荒浜地区 基礎コンクリートのみ目立つ
◎ミーティング参加  作業地毎に、作業内容、感想、反省点など
◎シェアリング参加  目標、方向性なしに、全く自由な発言の場
◎夕食        地域の婦人が手料理提供(有料)

八日(水曜)
◎朝食     焼き飯調理

◎ミーティング ハッピーバースデー合唱
◎作業     早大女子学生(仙台出身)を加え三名で。
        整理を終え、ヘドロをかき出す。

◎激甚被災地巡視 荒浜地区再訪。岡田地区は屋根、柱のみ残る家多数。
◎ミーティング
◎誕生会    同宿の学生と

九日(木曜)
◎作業   新しく、石巻の主婦、実家は被災、乳児(六カ月)の条件を超えて参加。

          他の部屋の整理がはかどり、ヘドロも除く。


ボランティアを終えて
 支援の形はさまざま。
  献金    最も実用的な援助としての価値
  物資援助  今の段階では、何が特に求められているかの判断がむつかし。
  作業    細かい作業の手が求められている。

今回のボランティア参加の意義
 ○ 被災地の現状を、マスコミを通したものではなく、自分の目で確かめられる。
 ○ 復興作業の苦労を肌で感じられる。


今後に向けて
 
○継続される基本方針 震災を伝道のきっかけとしない。
            宗教の枠をはずし、参加、受け入れをしやすくする。
            被災者の心を傷つけない。(写真、会話に配慮)

            作業(仕事)は、速さより丁寧に
            心身の苦悩を分かち合う   自転車ワークの復活
 ○現地拠点設置が実現している。 3月11日、14:30 開所式
                 名称「いこいの郷 エマオ笹屋敷」
 ○道路沿いに花の王蘭田―を設置している。心をなごませるはからいで 3月11日に
 ○地域の人(特に独居老人)に弁当を持参、一緒に食事をする。

提案(話し合いのために)エマオへの道に

 ○ボランティア参加希望者への資料提供
 ○旅費援助の基準策定  実費支援の請求に算定基準を
             一人でも多くの派遣を
 ○ボランティア派遣のための献金促進
                                       以上

「エマオへの道・四国」
〒791-8031 松山市北斎院町58-3 日本キリスト教団さや教会内
emaoshikoku@gmail.com