音は物質の中を伝わるので、伝える物質によって音の速さはちがいます。
・気体よりも液体、液体よりも固体の方が、伝わる速さが速い
固体の中でも特に金属やガラスは伝わる速さが速い
・空気中の音速(空気が標準状態1気圧のとき)
V〔m/s〕=331.5+0.6* 温度(気温)
(気温0度のときには331.5m/sになります)
{1気圧の場合だいたい15度の気温で音速340m/s}
ここではそれ以外の媒質についても触れてみよう。
音速は体積弾性率(=丈夫さみたいな物)の平方根に比例し、密度の平方根に反比例する。
乾燥した空気(温度0℃) 0.331km/s
水蒸気(温度0℃) 0.401km/s
水(温度8℃) 0.401km/s
水素(温度0℃)
1.26km/s
銅(温度20℃) 3.97km/s
鋼(温度20℃) 5.0km/s
硝子(温度20℃) 5.0〜5.3km/s
また、液体・固体中を伝わる縦波の速さは、一般にv=√(体積弾性率/密度)で与えられることが知られている。
水は 体積弾性率=2.22×109[N/m2],密度=103[kg/m3] であるから、v≒
1490[m/s] となる。
・波長を求める
λ(m) = C(3×10の8乗)/f(Hz)