
B-CASとは、株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(BS Conditional Access Systems)が提供するBS限定受信システムのB-CASカードのこと。
- BSデジタル放送、地上デジタル放送、110度CSデジタル放送のCAS(限定受信システム)として、B-CASが導入された。
- チューナーに、潟rーキャスが発行するB-CASカードと言うICカードを挿入する。受信機に同梱して配布されている。B-CASカードにはID番号と暗号鍵が格納されている。デジタル放送は暗号化されて、送信されるため、B-CASカードの暗号鍵がないと復号化出来ない。
- 2000年12月1日にBSデジタル放送が開始され有料放送のWOWOW、BSスターチャンネル等の視聴制限(スクランブル解除)のため利用されている
- 公共放送のNHKに関しては、ユーザー登録をしないまま一定期間が経過すると、画面上にユーザー登録のお知らせがしつこく表示されるようになる
- 2004年4月5日には、BSデジタル放送、地上デジタル放送、のコピー制御が運用開始され、コピー制御信号(コピーワンス)が入っているためチューナーにB-CASカードを挿入することが義務化された。挿入しないとすべての番組が視聴不可になった。
- コピーワンス制御では1回限りコピーが可能、だがその録画を他に録画(2回目)することは不可能になった。しかし1回目の録画を他の媒体に録画し1回目の録画は消去するのは可能、これを移動またはムーブと言う。今のところ、コピーワンス制御に対応した機器は、HDD(ハードデイスク)DVD、D-VHS等のデジタルレコーダーに限られている。アナログ記録方式のVHSビデオレコーダーは対応していない。
- DVDレコーダー等を使用して番組をDVDに記録する場合、記録型DVD向けの著作権保護技術[CPRM]に対応したDVD-R、DVD-RAM、DVD-RW、を対応機種で使う場合を除いて記録は出来ない
- B-CASカードが一民間企業によって独占的に管理されていることに対し、個人情報保護の観点などから批判の声も多い。
C−CAS
デジタルケーブルテレビにはC−CASがある。C-CASカードの運用業務は有限責任中間法人日本ケーブルキャスセンターが行っている。C-CASの仕様には松下、パイオニア、日立の3つがあり互換性確保が課題になっている
SKY PerfecTV!(スカイパーフェクTV通称スカパー)
視聴制御用にICカードが使われている。スカイパーへクカード、またはパーフェクカードがある。ペイ.パー.ビュー(番組単位支払)の視聴制御にも使われる。
著作権保護とコピーガードへのリンク