金剛禅
総本山少林寺
徳島渭東道院
090-2784-7875
徳島市南沖洲3-6
●拳士の声
S拳士(66歳・男・自営 二段)
私は徳島渭東道院が現在とは別の場所で行われている時に入門し、少拳士二段まで允可頂いたのだが、その後は自分の事業が忙しくなり参座が遠のいていた。
その後、数十年が経ち孫にも恵まれたため、この孫を少林寺拳法に入門させようと見学に同伴したところ、孫よりも自分自身の血が騒ぎまた参座させていただくこととなった。
入門当初は今とは時代が違うため、また私自身も若かったため日常生活でも実戦になることが多々あり、このため稽古は主に護身目的であったが、歳を重ねて時代も平和になった今では幸いにも実戦使用の機会はなく、稽古自体が娯楽となっている。
そんな私の目下の目的は三段取得とマスターズの部での県大会入賞である。
私の歳なら三段昇格考試では運用法は免除されるらしいが、それでは面白くないのでこれも試験していただくつもりだ。
少林寺拳法の技は非常に数が多く、技の動作と名前がなかなか一致しないのでこれが試験における一番の関門であるが、安藤先生や北川先生はもちろんのこと、年齢的には私の子供ぐらいの拳士達にもお世話になりつつ模擬試験のように出題してもらいながら稽古している。
年齢を意識させずに付き合ってくれる拳士達がいるというのは非常にありがたいことだ。
大会入賞に関しては、前年は孫のような年齢の拳士と組んで出場したが、残念ながら入賞できなかったため、今年こそはと燃えていたのだが、残念ながら今年から出場規則が変わり組演武の部はお互いに40歳以上であることが要件となったため、出場できなかった。
何とか相方をと探していたところ、近隣道院で組めそうな拳士が見つかり、また全国大会を観戦したことによってさらに入賞への意欲が高まっている。
口幅ったいことだが、同年代で昔を懐かしむのではなく、私のように今現在を充実させている人、目標を持って生きている人が果たしてどれぐらいいるであろうか。
定年を迎えたら人生が終わるわけではなく、長寿社会日本では定年から長い第二の人生が始まる。その長い人生を充実させる手段として、年齢を選ばず、適度に身体を動かすことができ、技を覚えることなどで頭の体操にもなり、何よりも新たな目標設定が可能な少林寺拳法は最適だろう。
同年代諸氏よ、年齢を言い訳にせず、まずは見学されてみてはいかがだろうか。これからをどう生きるか、それは今の行動にかかっている。
(2008.11.18)
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注:少林寺拳法グループの組織改革により、2011年4月1日から組織の形態上、少林寺拳法徳島渭東支部は廃止となり、金剛禅総本山少林寺徳島渭東道院は以前のまま存続しております。本ページには少林寺拳法徳島渭東支部が存在していた2011年3月31日以前の内容も存在しますが、これは過去の記録として掲載しているものであり、少林寺拳法徳島渭東支部が現在存在しているわけではないことにご注意ください。
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