阿南市下大野町にあるお寺です
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3月 |
春季彼岸供養祭 |
以前当院ではこの月に水子供養祭として千枚地蔵流しをしておりました。現在は彼岸供養祭とあらため檀家信徒皆様の種々の祈願成就の法会を開き千枚地蔵流しを行っています。 お彼岸は仏道を修行し成就することを本来の意味とし日本で発展した独自の行事です。人々は仏教の教えとともに来るべき収穫の時には豊かな実りになるようにと神仏に祈り先祖の加護願ったものです。お彼岸は神仏への崇拝と祖先崇拝の思いが込められたものです。彼岸の期間中は各寺院が法要を営み、善男善女はお寺を参拝して先祖の墓に詣で、彼岸団子やおはぎを仏壇に供えて先祖の供養が行われるのが一般的なならわしです。 |
7月 |
大般若法会 |
その昔、この地に疫病が大流行し多くの人々が苦しんだということです。そこでそれらの苦しみをとり除く為に当院においても大般若法会を開いたと伝え聞いております。1年間の無病息災を祈念し法会の後には「真読大般若経六百軸除災興楽」のお札をお配りします。 昭和はじめは大般若経典六百巻を入れた経箱を地域の方が担ぎ、一軒一軒祈祷して回っていたそうです。しかし、昭和16年8月15日の台風により那賀川が決壊・大洪水となり六百巻の大半が被害に遭ってしまいました。経典は今もなお本堂須弥壇下に保管しております。 |
8月 |
盆・過去帳供養 |
毎年14日は新仏さまのおられる檀家様のお宅に盆棚経でお伺いします。あらためてその夜に本堂で新仏様の合同供養祭を行います。住職・副住職でお経を読経し、心経組ご婦人の方々による御詠歌が唱えられ厳かにご供養していきます。 合同供養祭の後、檀家皆様のご先祖様の法名を読み上げ供養する過去帳供養がはじまります。法名は50年間盆過去帳供養として読み上げ供養を行い、その後はお家のご先祖代々として読み上げ供養を続けていきます。 |
2017年12月31日 |
除夜祭 |
寺院ではこの31日の夜に過ぎ去った1年を反省し、来るべき年の幸福を願って「除夜の鐘」をつきます。「2年参り」といって31日から元旦にかけて社寺に参拝し、2年分の利益を得ようとする行事も一般に行われています。 当院の鐘は戦時中に金属回収令により供出されましたが、昭和49年に新たに鐘をもうけることができました。それより40年余り経った平成28年に鐘撞き堂の支柱点検と補修工事を執り行いました。 |
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