3.ベローナ・ベネチア
2004年3月15日(MON) 晴れ
ロミオとジュリエットの舞台を訪ねて ![]() |
14世紀建造の
カステルヴェッキオ
ベローナといえば、シェークスピアのロミオとジュリエットのイメージしかなかったが、一歩足を踏み入れると、街全体が世界遺産に登録されていて、ルネッサンス時代に建てられた家々のほか、ローマ時代の遺跡がそのままの姿で残っている。見所がいっぱいあって駆け足で回ったのは残念。ゆっくり散策してみたかった。
街に到着したとき、まず目に入るのがブラ広場の円形闘技場(アレーナ)。
1世紀末に造られ、収容人員は2万2000人。ほぼ完全に残っており、毎年夏になると、野外オペラの会場に使用されているのだとか。1世紀といえば日本では弥生時代だよ。凄い!!
中世に入り、ベネチアの支配下に入ってから整備されたのがシニョーリ広場で、まわりに色大理石の階段が美しい市庁舎や、役所が整備されている。
また、地下に埋もれたローマ時代の遺跡や広場の中央には、ダンテの像を見ることができる。
ブランド店が立ち並ぶ
マッツィーニ通り
アレーナ
ブラ広場
色大理石の市庁舎シニョーリ広場とダンテ像
15世紀に完成したエルベ広場の時計台市民生活の中心となっているのがエルベ広場。賑やかで庶民的な広場で、広場の周囲にある中世の建物の壁には16世紀のフレスコ画がそのまま残っているなんて夢のよう。友人はここでベネチァングラス? のペンダントトップを買った。もうすぐベネチアへ行くのだけど…ネ。
ローマ時代の遺跡
フレスコ画が
見えるエルベ広場の建物
あまりにも有名なジュリエットの家
”あぁ ロメオ ロメオ…”の
ベランダに立つこともできる。ただし、有料
ジュリエットの右胸に
”タッチ”すると幸せになれるとか。悲劇のストーリーがなんでこうなるの?。
ゴンドラが優雅に行き交う水の都
ボートから見たベネチア本島
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会 (ジュデッカ島)ベローナからベネチアまで120km。およそ1時間余りで、着いたところがトロンペット港。そこからボートでサンマルコ広場へ。
水の都といわれる通り、景色も交通手段も他の都市とは全く違っている。ベネチアは120以上の小さな島々の上に造られていて、400もの橋と170以上の運河。車が入れない街の市民の足は、ヴァポレットといわれる水上バスか、水上タクシーを利用する。かつての交通手段だったゴンドラは今は観光客用に使われている。
共和国のシンボル
”有翼のライオン”のレリーフ
ドウカーレ宮殿
ため息の橋サンマルコ広場でガイドさんと落ちあい、ドウカーレ宮殿へ、
ベネチア共和国総督の謁見の間とか、控えの間とか当時のベネチアの繁栄振りをしのばせる豪華な絵画や彫刻で飾られていた。
同じ建物の中ある法廷と、小運河をはさんで宮殿東側に建つ牢獄をつなぐ橋がある。
この橋を渡ると二度と戻れないといわれ、罪人たちがため息をつきながら渡ったことからため息の橋と名がつけられたという。
サン・マルコ寺院次にサンマルコ寺院を見学した。
夕日に輝くサンマルコ寺院は、金箔が眩しいほどに輝いていた。
どこかオリエントな香りを持つ金箔の装飾や黄金に輝く天井のモザイク画にうっとり。
これぞまさしく”黄金の教会”
サンマルコ広場サンマルコ広場はベネチアの中心地にあり、最も観光客で賑わう場所。かつてナポレオンが世界一美しい広場と賞賛したという。カフェ・フロリアンでお茶したかったなぁ。
でも、黄金色に輝く夕暮れの広場に立つことができただけでも満足しなくっちゃ。
(正面の台は椅子ではありません。浸水時の通路です)
数多い橋をくぐるゴンドラ
ゴンドラに揺られながら見た薄暮のベネチアの町並みはまるで夢の世界にいるよう。是非もう一度、訪れたい。できればカーニバルの頃に。ベネチアにトレビの泉はないのかしら。
今夜はベネチア泊まり。イカ墨パスタが最高に美味しかった。
( ^)o(^ )
薄暮の中、ただ呆然と。
ピサへ