
ジョヴァンニ・ボヴィオ広場

ベヴェレッロ埠頭
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ナポリ市街
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ヌォーヴォ城
13世紀末に建造その後15世紀末に改築され、現在に至る。
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昨夜、ユーロスターでナポリに着いた。ホテルは駅のまん前にあるのに、交通量が多く、人がいても車がスピードを緩めずに突っ込んでくるので、なかなか横断できない。そこを案内の人は絶妙のタイミングで横切る。地元の人間にしかできない芸当だと思った。
今朝のナポリはうす曇り。車が込むので朝7時30分ホテル出発、バスで市内観光。ぐるぐる市内を巡ったが、車窓からのガイドで、下車観光はなかった。 |
ナポリは治安が悪いから?それとも時間の都合上?(多分その両方)
で、とにかく無事に港から水中翼船にのり約40分、いよいよカプリ島へ・・・。
ここはヨーロッパのVIPたちが訪れる憧れのリゾート地。 |
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夢に見たカプリ島
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青の洞窟に入れる条件
★波静かな日(風が強いと、ボートが出ない)
★晴天(太陽光線の反射が大事)
★干潮時(洞窟の入り口が小さいため)
カプリ島に着いてから、今日はOKかNoか、がわかるという。 |

まもなく接岸 |

ボートに乗り換え洞窟目指す |
神様、仏様、キリスト様、マリア様、とにかく幸運をお祈りする。OK?入れる?「ウワーッ」と歓声が沸き起こる。と、ここまでは天にも昇る気持ち…。
小さなボートで洞窟の近くまで行き、そこからさらに小さな手漕ぎのボートに乗り換える。揺れる船から船へ乗るのは、結構勇気がいるもの。でも洞窟へ入れる喜びでエイッヤッとばかりに乗り移る。
洞窟の入り口は、ほんとうに小さくて、船頭さんがぴんと張ってあるチェーンを伝って、のけぞりながら中へ。
中は真っ暗。アレーッこんなはずじゃと思った途端、船が進むと闇の世界から一転して、神秘的な青の世界。ボートが入口を塞いでいたので真っ暗になったという訳。
狭い洞窟の入り口から入る、かすかな太陽光が乱反射して、洞窟内の海水を青く光らせるとか。船頭さんのカンツォーネが洞内に響き、しばし夢うつつ。 |

前方に洞窟が見えます |
さらに小舟に乗り換える |

順番待ち |

いよいよ中へ |
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カプリ港で |
夢見心地で洞窟を出て、さて小船からボートに乗り移ろうとしたとき、悲劇は起きた。
私のすぐ前の人がバランスを崩して、海のなかへ”ドボン”。船は大きく傾き、私も「もう駄目!」と思った。その瞬間脳裏に浮かんだのは「カメラが駄目になるな〜写真!写真!」。命が危険にさらされているのに、一瞬の間によくあんなことが思い浮かんだものだ。カメラマン魂?? |
幸い船はバランスを取り戻し、海に落ちた人をすぐに引き上げることができた。
カプリの港で衣類を購入。濡れた衣装はナポリへ帰る船中で土用?干し。港に付く頃にはティレニア海の潮風で完全に乾いていた。
落ちた本人は『これがほんとの水カ・ブ・リ』とかいってジョークを飛ばしていたけれど…。
一歩間違えば大変なことになっていたカプリの出来事。
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思い出深い島を離れる |

デッキの上で |

間もなく接岸 |

船上から見たナポリの風景 |