ます灸 (子宝灸)

1号枡に網(茶漉し)を入れ、温灸を燃やして温めます。


不妊症でお腹や腰が冷えている方に丁度いい温度と熱感なので、
子宝灸と呼んでいます。
胃腸が冷えて働きが低下している方にも効果が期待できます。


作り方は簡単!
・100均で1号枡と茶漉し(直径60ミリか65ミリ)を買います
・底に穴を開け、茶漉しを入れます
・茶漉しの底の網を押し出し、艾と皮膚の距離を調整します
・適当な艾を入れ点火
・枡と皮膚の間にティッシュペーパー(普通ティシュは2枚重ねなので 1枚にし、枡の大きさより少し大きめに切る)を1枚挿むと、艾のヤニが身体につきません。

注意点
・火傷には気をつけてください。熱いと感じたら我慢しないで終了してください
・茶漉しの網の劣化に注意
熱により網が劣化します。時々ドライバーなので茶漉しの底(艾の当たる部分)を叩き、穴が開いたり弱ってきたら茶漉しを交換してください






東北へのボランティア施術に赴いたとき、治療用仮設テントや避難所でも好評でした。

避難所等、艾の煙を出せない場合は、炭灸を使用することもできます。

長引く避難生活で、皆さん疲れきってる印象でした。
治療院で施術する灸頭鍼では刺激が強すぎる方に、優しい熱感で陽気(熱エネルギー)を補う枡灸は術者も使いやすく、鍼灸を受診した避難所の方々にも好評でした。