本文へスキップ

最後から2番目の恋 Go to the river 解説。高知市の学習塾 高知学芸塾 菜園場本部教室です。

電話でのお問い合わせはTEL.088-883-3641

〒780-0821 高知県高知市桜井町1-3-10

最後から2番目の恋 

Go to the river   by Yael Naim

最後から2番目の恋
の続編が今TVでやっています。
前作から気に入って見ていました。鎌倉でのごくありふれた市民の生活、仕事、ちょっとした恋がテーマになっています。

鎌倉の商店街、レストラン、古民家、路地、海、山の風景を日常生活のなかで見ることができて、ほのぼのとした光景の中で中井貴一主演の家族のまわりでおこるささいな出来事が描かれるというドラマです。

殺人事件など、はでなことはおこらず、地味ですが癖になるドラマです。
高知で生活していながら、同時にこの瞬間に鎌倉でいろんな人たちがそれぞれの生活を送っているのだなあ、と感じ入ってしまうのです。

前作と今の続編の挿入歌で"Go to the river"という曲がなんだかとても気に入ってしまいました。
↓Go to the riverが入っているCDはこれ


言葉遊びのように韻を踏みながら言葉がテンポよくどんどんつながり転がっていくところがこの曲のおもしろいところです。

今回はこの曲の意味を解説しますが、単語や文法説明はできるだけ省略しました。意味よりも韻をどんどん踏んでいくところを楽しんでください。

歌っているのはヤエル・ナイム(Yael Naim)。フランス生まれのイスラエル育ち。




→Go to the river弾き語り動画


この詩の難しいところはピリオドがどこにあるのかというところです。
しりとりのように言葉がとぎれることなく、どんどんつながっているので、意味的に切れるところで改行して訳しています。
韻を踏んでいるところは字にしています。
(正確な説明ではないですが、韻を踏むというのは発音が同じ、と思ってください。)
では、

When you feel ashamed, go to the river.
あなたが自分を恥ずかしく思うときは 川に行きなさい

When you’re feeling sad, go to the river.
あなたが悲しいと感じるときは 川に行きなさい

When you’re feeling blue inside, immersed and tied
              アイド       アイド
あなたが心の中で落ち込んで、頭がいっぱいで身動き取れないとき

When you’re feeling stuck in pain, forever
あなたが永遠に苦しくて身動き取れないと感じているとき

Go go go go - go tonight,  アイ
行け、行け、行け、行け、今夜行きなさい

You sigh and sigh inside 
  アイ       アイ アイ
あなたはため息をつく、心の中でため息をつく

You long for more, more of the life you had
          オー
あなたはもっと、今までよりもっと豊かな生活を切望する

Be fore fore fore, let the seasons arrive and dive and
 オー オー オー                  アイヴ  アイヴ
進め、前へ 前へ、季節は勝手に来させておけ、そしてもぐって身を隠せ
(letがまた出ましたね。letは歌詞によく使われるね。
    let + 名詞 + 動詞の原形で、・・・に・・・させる)

Let the winter snow and glow glow
     ウィン     オウ      オウ オウ
冬に雪を勝手に降らせておけ、そして輝け、輝け
(letがあるからsnowは動詞の原形で、雪が降る)

When the wind will blow, just flow flow.
     ウィン      オウ      オウ オウ
風が吹いたら、ただ流されろ、流されろ

Eventually you will know. オウ
やがてあなたは知るだろう
(Go go. You should go.  Go go, you should go.・・・)
行け行け。行くべきだ。 行け行け、行くべきだ・・・

When you’re feeling bad, go to the river.
            アド
気持ちがふさぎこんだら 川へ行きなさい

When you’re feeling mad, go to the river.
           アド
腹が立ったら 川へ行きなさい

When you feel it blows your mind, 'cause you can’t find
         オウズ        オウズ      アインド
あなたが見つけることができなくて心が風に吹き飛ばされそうなとき

When you feel you’re going blind, you can’t denyI say
              アインド      アイ  アイ
あなたが否定できなくてまわりが見えなくなると感じるとき、 私は言う

Go go go with the river flow
オウ オウ オウ       オウ
行け 行け 行け、川の流れといっしょに

You hide hide hide-but the river gets wide
 アイド アイド アイド          アイド
あなたは隠れる、隠れる-でも川は広くなる

Don't row, row, with everything
   オウ オウ
こぐな、こぐな、あらゆるものといっしょに

You know , know, know all you’ve carried inside
    オウ オウ オウ              サイド
あなたは知っている、知っている心の内側に持ち込んだすべてのことを

Side side, let the water unwind
サイド サイド         アイ
横へ、横へ、流れがもどるままにさせておけ

Don’t fight, fight - the river is right
   アイ アイ          アイ
逆らうな、逆らうな 川の流れは正しい のだ

Let go, go, eventually you will grow
  オウ オウ            オウ
行かせろ、行かせろ。やがてあなたは成長するだろう

When you feel you’ll lose your mind - they’ll let you slide
                          アイ
あなたが怒りで正気を失うだろうと感じるとき、彼らはあなたを相手にしないだろう

When you feel you go insane - they let you die アイ
自分が気が狂っていると感じるとき 彼らはあなたを死なせる

Go go, the river will know
オウ オウ        オウ
行け、行け、川は知っているだろう

Blow blow, the river will blow
オウ オウ          オウ
風よ吹け、吹け、川風は吹くだろう

Go go ,the wind will sigh
オウ オウ        アイ
行け、行け、風がため息をつくだろう

Blow blow, the leaves can die
オウ オウ           アイ
風よ吹け、吹け、木の葉は枯れなければならない

Go go, the seeds will grow
オウ オウ         オウ
行け、行け、種は成長するだろう

Blow blow, the river will slow
 オウ オウ         オウ
風よ吹け、吹け、川の流れはゆっくりになるだろう

Go go, the years go by オウ
行け、行け、年月は過ぎ去る

Blow blow, with the river go
 オウ オウ          オウ
風よ吹け、吹け、川の流れといっしょに

Go go go go , in your soul
オウ オウ オウ      オウ
行け、行け、行け、 あなたの心の中で

you try to fly but never get high
     アイ         アイ
あなたは飛ぼうとする しかし決して高いところへ行けない

You're low low - wishing for the tide to rise
   オウ              アイ  アイ
あなたは低い、低い、潮が高くなるのを望みながら

- hold your feelings inside
 オウ        サイド
感情を隠せ

Side side side - let the river glide and
サイド サイド サイド   アイド
横へ、横へ、横へと 川を流れるままにさせておけ
(let glide = let slide ほっておく、なりゆきにまかせる)

Slow slow, the winter will go   オウ
ゆっくり、ゆっくりと、冬は進むだろう

You know know know - with everything you’ll grow  オウ
あなたは知っている、知っている、知っている
 あらゆるものと一緒にあなたは成長するだろう

Whatever comes will go   オウ
やってくるものは何でもやがて行ってしまう

Go go go down the river below  オウ
行け、行け、下流へと進め

You sigh sigh sigh and the years go by  ス
あなたはため息をつく、ため息をつく、そして年月が過ぎ去る 

and so , so, the leaves will fall but
  ス  ス          オー
それから、それから、木の葉は落ちるだろう、しかし、

more more more, you wanted even more ,
 オー
より多く、より多く、もっとたくさんあなたは望んだとしても、

just go go go with the river flow,
オウ オウ オウ         オウ
ただひたすら進め 進め、川の流れといっしょに 

You can’t decide cause the river gets wild
      アイ              アイ
川が激しくなるからあなたは決めることができない

You know, know that there’s no goal
    ノウ ノウ        ノウ  
あなたは知っている、知っている、ゴールがないことを
no sign , sign …  ノウ
ため息がないことを

Eventually you will find
やがてあなたはたどり着くだろう
Go go    Go go   Go go   Go go!
進め 進め 進め 進め 進め 進め 遠くへ

最後から2番目の恋 挿入歌Go to the river 訳・解説以上

どうでしたか?
韻の言葉遊び、おもしろいですね。
川を人生や世の中に例えているのでしょう。世の流れ、大きな権力、圧力に逆らわずにどんどんついていけ。という内容です。ことわざで言うと「長い物には巻かれろ」でしょうか。
聴くのは楽しいが歌うのは難しいなあ、息吸うひまがない。老化で心肺機能が低下しているので苦しくて。川へ行けばなんとかなるのかなあ。

歌詞の意味がわかったところで、歌詞付の動画で復習を




最後から2番目の恋のもう一つの挿入歌"Far Far"の解説は
こちら → Far Far

See you!


他の歌も楽しみたい人はクリック

information

高知学芸塾菜園場教室

高知学芸塾 菜園場教室

〒780-0821
高知県高知市桜井町1-3-10
TEL.088-883-3641