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それでは早速、この世界の概要について、お話しいたしましょう。
このサイトで書かれているお話は、すべて共通した世界の中のお話です。
基本的には、高瀬の大好きな「ソード&ソーサリー」系ファンタジーの世界を想定しています。
(ファンタジーの基本である『指輪物語』の世界を想像して下さればお分かりかと……)
主人公たちの多くは人間ですが、この世界には、人間以外にも、「エルフ」や「ドワーフ」、「ハーフリング(ホビット)」なども存在しています。その他、未知の生物も……。
また、この世界には、語り継がれている『伝説』があります。
主人公たちの生きている時代の約4000年前。
愚かな一人の召喚魔術師の手によって、太古の魔獣が蘇り、世界が闇に閉ざされ、魔物が跋扈したその時代。
その世界に生き残った人々(人間、エルフ、ドワーフなど)に残された唯一の希望、『4つの精霊石』。
その『精霊石』を使い、魔獣を封印し、この世に光をもたらしたのが英雄ディーン、という『伝説』。
(『精霊石シリーズ』の『精霊石編』−序章−に出てきます)
彼はその後、若くして命を落としますが、彼に追随した人々と彼の子孫により、北の果ての国「セレン王国」で、『伝説』と『精霊石』は守り続けられています。
平和な現在、一般の人々は「セレン王国」が実在するらしいことを知っている程度なのですが。
『精霊石シリーズ』の主人公ロイは、実は英雄ディーンの子孫であり、『風の精霊石』の所有者。
そして今、『伝説』から4000年の刻(とき)を越えて、闇の封印が解き放たれようとしています……。
といった設定の世界の中、主人公たちがそれぞれの想いを抱えて、生きております。
この世界設定には、もう少し詳細な設定もあります。
精霊のお話や、神様のお話などなど。(高瀬の師匠である“青爺”が設定…(^^;)
機会があれば、公開していきたいと思います。
高瀬の大好きな要素を詰め込んだ、偏った世界とお話ではありますが、皆さまのひとときの憩いになれれば嬉しく思います。
2002.12.15 高瀬 鈴 拝
■ セレン王国
英雄ディーンが建国した国。伝説では有名だが、実在することはあまり知られていない。
ディーンの血を継ぐ者と精霊石を守るために、セレニエル姫の手によって雪に閉ざされたと言われている。未だ伝説が色濃く受け継がれる国。
特殊な薬草(セレニエル)の貿易で国税を賄っており、必要以外には他国との交渉を絶っている。
ちなみに、王位は精霊石を持つ者へと継承されることになっており、必ずしも直系が継ぐわけではない。ディーンの血を継ぐ者で精霊石に選ばれた者は、18歳を迎える誕生日に手の中に精霊石が現れると言われている。
出身者:ロイ、アルフ、シルク、レイチェル、キース、アスラン、サーシャなど
■ ラストア王国
リルベ地方(東方諸国)の覇者。この地方で最も強大な国。
騎士の国であり、多くの優秀な騎士を持つ。
紋章は双頭の竜。騎士隊の中でも僅かな選ばれし者(近衛隊)だけが着用出来る騎士隊服は、紺の縁取りがなされた真っ白な制服で胸元に双頭の竜が刺繍されており、国内外において羨望の対象である。
ちなみにジークはラストア史上最年少でこの制服を着用した人間である。
出身者:ジーク、ヴァイラス、ハインツ、ラインハルト、フリードリヒなど
■ カルハドール王国
西方人の貿易国家。
西方人国家の中では東方文化への理解が深く、ラストア王国と友好関係にある一方、
西方国家群の中ではやや異端視されている。
生粋のカルハドール人(特にオドレス砂漠に住む砂漠の民族)は、褐色の肌に紅い髪が特徴。
出身者:ハサード、シャルハーンなど
■ ヴァリエ候領
ヴァリエ川沿いに散在する町々の緩やかな連合体。
数年ごとに回り持ちで各町長がこの地域の代表となり、ヴァリエ候と呼ばれる。
東には水の都エトゥスが存在する。
出身者:フォード、アスティ、フィーンなど
■ シーランス伯領
自治都市。名目上、領事としてシーランス伯がラストア王国から派遣されている。
中心都市は、交通の要衝である旅人と商業の街シーランス。ちなみにロイとジークが出会った街。
表の顔は商業の街であるが、一歩裏通りに入ると娼館や賭博場が立ち並ぶ。
またこの地方最大の盗賊ギルドも存在している。
出身者:ザインなど
■ ハマルトゥーム公国
オドレス砂漠の東方に位置する唯一の西方人国家。
カルハドールより西方人的な文化を持つものの、ラストア王国に従属している。
出身者:ハリーファなど
■ バイアッシュ候領
ナルヴァール山脈の麓に広がる肥沃な地方。ラストア王国に占領されている。
出身者:エスパイアなど
■ リリアン伯領
リルベ南方国家の一つであるガリル王国から、ラストア王国が切り取った地域。
城塞都市スピルリーチを中心とする、やせた土地が領土。
かつては緑溢れる森が広がり、上代エルフの一族が暮らしていたらしい。
出身者:シア、シド、ラスティンなど
■ リフィール候国
ヒューマノイドの多い地域。人間中心の街はリフィールのみ。
■ エルバ公国
リルベ地方最大の国家。ラストアとの覇権争いに敗れ、一公国として存在している。
ラストア王室とは婚姻関係で結ばれている。
■ ガリル王国
リルベ地方の南に存在する国。
この地方最大の魔法学院を持ち、この国の人間はすべて魔法使いだとかいう噂もある。
多民族国家。生粋のガリル人は黒髪に空色の瞳。
出身者:トウ、カイ、リュイ、コウなど
上の地図は、リルベ地方のものです。
この地方はラストア王国が覇権を握っております。
あと、バージ山脈の西方には西方人の国々があります。
また、リルベ平野の南方には南方諸国があり、ラストア王国との間には時折小競り合いが起こっています。