外科・胃腸科・内科・肛門科　楽な内視鏡検査

内視鏡検査について

当院では内視鏡検査は安全で正確な診断を目指すべきであることはもとより、患者さんにとって「苦痛のない楽な検査」であることも大切なことと思っています
当院での検査では「眠っている間に終わった！」という方がほとんどですので、以前胃の検査あるいは大腸の検査でなかなか内視鏡が入らなかったとかとても痛い思いをされた方なども安心して検査をお受けください

検査中に見つかったポリープなどの病変に対しては、その大きさ・形状により当院で対応可能な範囲で検査中にポリープ切除術や粘膜切除術を行うことにより診断と治療を同時に行ないます

当院で対応しきれない場合は、香川労災病院などの大きな病院に紹介いたします

内視鏡検査は木曜以外の午前・午後共に行っており、原則として予約が必要です
ただし、緊急を要する場合は事情が許す限り柔軟に対応します

重要！
患者さんが服用中のお薬の種類によっては、一定期間服用を中止していただかないと安全かつ十分な検査ができないことがあります
検査の説明の時に確認しますので、必ずお薬手帳をお持ちください


■胃の内視鏡検査について
経鼻内視鏡が楽といわれていますが、当院では行っていません
口からの検査ですが、鎮静剤の注射により眠っている間に検査が終わっていたという方がほとんどです。ゲーゲーいってしんどかったということはほとんどありません
また、のどの麻酔のためにドロッとした液体を飲み込まずにのどの奥にためておく(これが意外としんどい！)といった前処置もしません
検査では内視鏡がのどを越す時が最も大変で、このためとてもしんどいとか二度と受けたくないとよくいわれます
結局内視鏡がのどを越さずに検査ができなかったという患者さんもいらっしゃいますが、当院では今まで内視鏡が入らなかったということはありません
胃の調子がおかしい、胃がんが心配で検査をお考えの方は、お気軽にお受けください

■大腸の内視鏡検査について
この検査もよくとても大変な検査といわれます
多量の飲みにくい水薬を飲まなくてはいけないし、検査はとて思いたかったり時間が長かったり、お腹が蛙のように膨れて検査の後もえらかった・・・など

当院では検査の前に飲む何種類かの水薬のうち一番飲みやすいものを採用していますし、鎮静剤と鎮痛剤を注射して眠っている間に検査が終わったというふうになるようにしています。また、検査中に腸に入れた空気を抜きながら検査を終えますから、検査後にお腹が張って痛むということはほとんどありません

近年日本人の食生活の欧米化に伴って大腸がんが増加していますが、早期の癌は無症状のことが多く、また進行した癌ではその症状の一つである排便時の出血が痔のせいだろうと市販の薬で対処されることによって発見が遅れるのは大きな問題です
大腸がんはある程度の段階までなら内視鏡的な治療が可能ですから、お腹に何らかの症状がある方や検便で便潜血陽性になって精密検査が必要な方は気軽にぜひ検査をお受けください

---

内視鏡検査の前処置(検査のための準備)と予約・重要事項

■胃の内視鏡検査
検査前日の夕食は軽めに摂っていただき、以後は何も食べないようにしてください
検査当日の朝は絶食です。のどが渇くようでしたらお水は適当に飲んでください

■大腸の内視鏡検査
検査前日は検査食(クリニックに用意しています)を摂っていただきます
検査当日は検査が始まる4時間前から大腸の中の便をきれいに洗い出す水薬(1.8リットル)を飲んでいただきます

■検査日の予約について
検査日の予約は電話でも承ります
当院が初めての方は、できるだけ前もって(胃の検査では検査日の前日までに、大腸の検査では検査日の2日前までに)一度来院していただき、検査の説明や前処置や注意事項の説明を受けたのち検査日を予約してください

■検査の後は車の運転は絶対しないように！
当院では検査時に鎮静剤と鎮痛剤の二種類の注射薬を用います。これによって検査が楽にスムーズに行えるわけですが、検査が終わった後ボーっとした感じがその程度といつまで残るかの時間に個人差がありますが残ります。
したがって車の運転にはかなりの影響が予想されますから、決して運転しないようにお願いします
内視鏡検査で異常がなくてよかったといっていても、車で事故を起こしては何にもなりません
車で来院、帰りはタクシーというのはもちろん構いません。とにかく運転は絶対だめです

■検査後気分不良の方がいらっしゃいます
検査時に使用の注射のせいで検査後に気分不良になる方がいらっしゃいます。申し訳ありません
次回からは注射の量を減らすなどの対応をしますので、初回は悪しからずご了承ください

---