■■ 前処置(検査のためにしていただくこと)について

  どちらの検査も前日から検査のための前処置が必要です。

 【胃カメラ検査】
   検査前日の夕食以降、検査までは何も食べないようにして下さい。
   検査当日の朝は絶食です。のどが渇くようでしたら、お水は適当に飲んでいただいて結構です。

 【大腸ファイバー検査】
   前日は検査食を摂っていただき、検査当日の朝、大腸の中の便をきれいに洗い出すための水薬
   (液体1.8リットル)を飲んでいただきます。


■■ 検査日の予約について

  検査日の予約は電話でも承ります。

  初めての方はできれば検査日までに前もって一度ご来院ください。
  胃カメラは検査前日までに、大腸ファイバーは検査2日前までに来院していただき、前処置や注意
  事項の説明などをお受け下さい。
  胃カメラ検査の場合、朝食を摂っていなければ来院後すぐに検査ができる場合もあります。

  重要!
   服用中のお薬によっては一定期間服用を中止していただかないと安全かつ十分な検査ができないこと
   があります。検査予約の説明のときに確認いたしますので、お薬手帳をお持ちください。



◆ 胃カメラ検査について ◆

  朝食を摂らずに来院していただければ、検査は行うことができます。
  この検査では、内視鏡がのどを越すときがもっとも大変で、それゆえ胃カメラはとてもしんどいと
  か二度と受けたくないとよく言われます。内視鏡が結局のどを越さずに検査できなかったという
  患者さんもいらっしゃいますが、当院では眠っている間に検査が終わることがほとんどで、楽に
  受けられます。また、今まで内視鏡が入らなかった方はいらっしゃいません。
  胃の調子がおかしい方、胃がんが心配な方など、検査をお考えの方は、お気軽にお受け下さい。

◆ 大腸ファイバー検査について ◆

  近年、日本人の食生活の欧米化に伴って大腸癌が増加しています。
  早期の大腸癌は無症状のことが多く、また進行した大腸癌の症状として重要な排便時の出血が
  痔のせいだろうと市販のお薬で対処されることにより、発見が遅れるのは大きな問題です。
  大腸の検査は、検査前の処置の煩雑さや、検査自体に苦痛が伴うなどの理由で敬遠される傾向
  にありますが、早期に発見された大腸癌は、多くの場合、内視鏡的処置によって治癒が望めるこ
  となどから、定期的に検査を受けられることをお勧めします。
  前処置には、患者さんに合わせて何種類かの方法を用意していますのでご相談下さい。
内視鏡検査は苦しいという固定観念をくつがえすべく、とにかく楽な検査を目指しています。

眠っている間に検査が終わった!という方がほとんどですので、以前胃カメラがなかなか入らずとてもつらい思い
をされた方、あるいは大腸ファイバーがなかなか入らずとても痛い思いをされた方なども安心して検査をお受け
下さい。検査中に見つかった病変、例えば、ポリープなどの病変に対しては、検査中にポリープ切除術や粘膜
切除術を行うことにより診断と治療を同時に行うことができます。