本来尺八の管内塗膜下地として昔から漆と砥の粉を使用して製作するのが良いと言われていますが、漆カブレは強烈なかゆみを伴い、水泡が出来たり赤く晴れ上がる等の症状が絶えず触れていてもおこります。漆の代わりとしてエポキシ系黒色を使用しそれに砥の粉並びに少しの石膏を混ぜ漆に匹敵する接着力並びに強靱な塗膜を保てる管内下地塗膜剤として当工房では使用しています。製作者並びにこれから施行せられる方達の朗報なお知らせ。
1、上記の使用に付いての特徴は製作の期間短縮(乾燥が早く研磨)が容易に出来(室)を使用しなくても製作が出来る利点が御座います。そして最後の仕上げにだけ漆を使用したらよいと思われます。乾燥すれば対抗性は変わらないと思われます。
2、施工時の乾燥に少しの水を増し練るだけで接着力がまし簡単に地づけが出来る、そして扱いが容易に出来る。
3、吹奏されている尺八に割れが入っているのをよく見かけます、それは何故かと申しますと最後の漆塗りに原因があるのす、製作職人の事を言うのではないですが手を省いて入るのだと思います。お叱りのお声が返って来るとは思いますが最後の仕上げにもう少し時間をかければそう割れる尺八は出来ないと言っても過言ではないかと思われます。
4、練り方に付いてガラス板の上に(砥の粉と石膏と少しの水)おきそれをよく練りそこに少しの色を入れよく練り、それを地づけ棒につけ管内に地づけするのです。要領に付いては経験と勘で施行できます。
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