自立学習メソッドて何?

Selfee方式自立学習メソッドを取り入れるようになった理由

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  • 平成11年、菜園場本部教室・中学部では、黒板を使った一斉授業を廃止し、Selfee方式自立学習メソッドによる個別指導に切り替えました。。
     以前は黒板を使った一斉授業をしながら、個別指導も併用して、できる生徒もそうでない生徒も授業についてこれるように努力をしてきました。しかしながら、どうしても解決できない壁がありました。
     例えば、私立中学生対象のクラスでは、クラス順位40番台が学年順位8番まで成績が上昇した生徒もいましたし、学年順位が50番、100番以上アップする生徒は毎年続出しております。しかしながら、高学年になってくると成績が下がり始める生徒がでてきました。
    中学の時は数学が得意で100点満点をよく採っていた生徒が、高校になると数学が分からない、数学で50点以下を採るようになったりする生徒がいました。

  •  なぜだろう?この子は素質があるのに、他の塾生は高得点を採ってきているのになんでこんな点しか採れないようになったのだろう?

  •  原因は、生徒が塾にあまりにも依存しすぎて、自主的な勉強ができなくなってしまったからです。
    塾ではテストに出そうな問題はくり返しやらせて、英単はテストをしてむりやり覚えさせて、テスト前にはテスト対策授業をしてあげて・・・
    いたれりつくせりの授業をよかれと思ってした結果、生徒は先生にあれしろ、これしろと指図されないと何もできない受動的な生徒になってしまったのです。
    わからないとか、難しいと思ったら、自分で参考書を調べたり、先生に質問したり、練習問題を解いてみたり、といった当然のことができなくなったしまったのです。

  • 先生にできないところを見つけてもらって、これをしてきなさいと指図されないと何もやらないから、高校になって勉強が難しくなり、塾での勉強だけではとても対応できなくなった結果でした。

  •  皮肉にも、教師が熱心に指導しすぎた結果、自主性のない生徒を作り上げ、成績を下げることになってしまった。今の目先の点数だけ採れればよい、というような指導は、間違っている。将来必ず伸びる指導をしなくてはいけない、と深く反省し、では、どうすればよいのか?

  • いろいろ考え模索した結果、Selfee方式自立学習メソッドの導入に至りました。
    従来の一斉授業の利点は、クラス全員が一定の進度で授業が進められ、先生は説明が1回で済む、という点にありますが、これは、教師側の全く一方的な都合による利点です。
    一斉授業で説明をすると、その科目が苦手な生徒や、説明の途中で別のことを考えてしまった生徒などはついて来れなくなります。そういう生徒達には、もう一度個別に説明をしなおしていました。それでは1回目の一斉授業は時間のムダだったのではないか?
  • 一方、できる生徒は、説明を聞かなくても分かっていることがほとんどです。では、できる生徒にとっても1回目の説明は時間のムダだったのか?
    テストの答え合わせも同様、80点の生徒は20点分の説明だけを聞けばよいのに、40分間すべて説明を聞かされる。間違ったところだけ説明してもらって、間違った問題の類題を練習した方がずっといいではないか?
    じゃあ、20点の生徒はというと、80点分の説明を聞かなければならないが、残念なことに、成績と集中力は比例することが多く、たくさん説明を聞かないといけない生徒は集中できなくて、後でもう1度説明しないといけない。
     この他、補習の問題、宿題の問題、など様々な問題点を解決してくれるのが自立学習法の指導だったのです
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  • Selfee方式自立学習メソッドとは何か
  • 自立学習メソッドは、個性を大切にしよう、学ぶ力を育てよう、と今いわれていますが、時代の流れを先取りした究極の教育方法と思われます。
    勉強に限らず何事も、他人に指示されたことしかできない受動的なマニュアル人間にならないように、自分の力で計画を立て目標に向かって努力できる人間に成長すること。

    「学芸塾の特色」のページでも書きましたが、自立学習法の根本となるのは、生徒に「できるようになる」喜びを体験させ、「おもしろい。」「もっとこんな問題をやりたい。」という気持ちを大切にし、自分からどんどん進んで勉強する自主的な姿勢を作ることです。

  • 自分からすすんで勉強ができるようになれば、成績は自然と上がるし、進学後の勉強も困ることはありません。
    名前が少し似ているのでたまにかん違いされる方がいますが自立学習は、自習とは全く違います。
     

    「与えられる学習」から「自ら学ぶ学習へ」
      
    長年にわたり、日本の子どもたちが受け続けてきた黒板を使った「一斉指導」。いま、この学習スタイルも曲がり角にさしかかってきたように思われます。学校ではグループ学習、タブレットを使った説明、補助教員の導入、理解が遅れている子のための補習教室など実験的に様々な試みがされています。
  • 今までの教え方では、勉強だけでなく生徒たちの生活すべてが「受け身」になり、学習において受け身一方通行になる「一斉指導」。その指導方法に一番の原因があるのではないでしょうか。
     その一方で、子どもたちに主体性を持たせ、"自ら学ぶ力をつける"新しい学習スタイルが注目を集めています。それが「自立学習メソッド」なのです。
     「与えられる」学習から「自ら学ぶ」学習へ・・・。
    いま日本の学習塾において、本来の「学習の姿」への回帰が始まろうとしているのです。

    ★自主性をうながすための教材と教室環境
  • 自主性をもたせる指導といっても、生徒に理屈を長々と説明しても態度が変わるものではありません。
  • ベテランの先生による短い説明→例題を1問解く→できる。うれしい。→パターントレーニングで似た問題をたくさんやってみたいと思う。→できた。力の定着。
  • 英単や社会の暗記科目は一問一答問題で覚える→順番並べ替えてテスト→覚えなおしをして間違った問題だけならべかえて再テスト→最後の一問になるまで再テストを繰り返す。→だれでも最後は100点で終わる。→100点だ。うれしい。達成感。
  • こういった勉強の流れをスムーズにおこなうためには、それなりの教材が必要です。何度でも解くことのできる同じパターンの問題が生徒ごとにその場ですぐに印刷できる。
    こういったことを可能にしてくれるのがが当塾で使用している個別対応・自立支援システムSelfeeなのです。

    ★自立学習は生徒が主役です。
    テキストを1ページ進めるごとに、先生が採点しますから、このときに理解不十分なところは個別にもう1度説明しなおします。わかるまで、何度でも説明しますから、半わかりのまま次に進むことはありません。
     間違った問題や先生にヒントをもらってできた問題は、類題をくり返し解いて定着させる必要があります。「ああ、わかった。」だけで終わってしまうと、テストのときにはできないものです。
     自分にとってくり返しやる必要のある問題、つまり、弱点対策は生徒が自分でバーコードを操作して「対策プリント」を取り出し、自分でトレーニングします。 もちろん、プリントを解いていてわからないところが出てきたら、先生に納得いくまで個別に説明を受けます。ただし、先生は生徒の勉強を補助してあげているという立場で接します。自分の勉強は自分でやらなきゃ前に進まない。一斉授業のときのように黒板を写しただけでは意味がない。そういうことに気づくようになります。
  • 塾で決められた勉強の流れにそって勉強しているうちに、いつの間にか自然と自主性、積極性ができてきて自立した生徒に育っていきます。自立した生徒になると、親は勉強しなさい、と口うるさく言うことはなくります。宿題は言われなくてするようになるし、友達の答えを写してごまかすような意味のないことはしなくなります。そして、高校生になっても、社会人になって仕事をするようになっても自立している人間は自力で壁を乗り越えたくましく生きていくことでしょう。塾生みんながそうなるように願いながら日々勉強を教えています。
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