くどう内科クリニック

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母として妻として
〜 Part 2 〜

2013年7月記す

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子どもたちクリニックを継承して6年が経ちました。あのころ書いた「母として妻として」の生活も大きく様変わりしました。中学生だった二人の娘は成人し、小学生だった末の息子も高校三年生となり今まさに巣立とうとしています。

母としては、子育てというよりも必要最低限のサポートという域になっています。子どもたちも今のところ志を持ってそれぞれ自分の道を歩んでおり、親としては心配はしながらも彼らを信頼して見守っています。

子育て中は好まずともいろいろな情報がはいって気持ちが揺れることは多いですが、周囲と比べずにその子の成長だけを見つめていれば心安らかです。子どもは自分の所有物ではないし、自分とは全く別の人格。それぞれの持ち前を許容し認めて自信を持たせるように心がけています。

子どもが成長してからの母のあり方を考えたとき、「伴走」という言葉が適しているように思います。

自分自身は、子どもが熱中していることには関心をもってともに楽しみ応援しましたし、困っているときにはともに悩み救援しました。まだまだ進行中のことなので自分の子育てが最終的にうまくいっているのかどうかわかりませんが、そんな心配は贅沢なことかもしれません。「子どもは生きていてくれるだけで幸せ」です。今になって思うのは、もうちょっと美味しい家庭料理を食べさせてやったらよかったなと。中高の6年間、お弁当だけはほぼ毎日持たせたので、多少許されるでしょうか。

花妻としては、お話になりませんので割愛させていただきたいところです。何もお手本になることはありません。夫がそこそこ満足してくれていれば幸いです。

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