旅行地 : 新竹台中・高雄
墾丁花蓮台北
  第4日目       
東部海岸・・・三仙台・北回帰線
台東、花蓮間は2本の道路で結ばれていて、太平洋を眺めながら海岸線ぎりぎりを走る、全長176kmの花東海岸公路、高山が連なる中央山脈と地殻隆起による海岸山脈に挟まれた全長199mの花東公路である。ホテルを出たバスは花東海岸公路を北上する。

三仙台・真ん中の島がやや小さい。これが女性だろうか。
バスは海岸線を走りながら、最初の観光地、三仙台へと向かう。3つの岩からなる小さな島はその昔、3人の仙人がここで複雑な恋物語を繰り広げたという伝説が残る場所。

島を結ぶ跨海大橋(龍橋)はその名のとおり、まるで龍の背中のよう。干潮時には歩いて渡れるという。駆け足の観光で島に渡ることはできなかった。
   
北回帰線標識・道路をはさんで美しい海岸線が続いている
花東公路に入ると、やがて美しい高台の茶畑の中に立つ白亜の塔、北回帰線標識がある。
位置は北緯23度27分で、この北回帰線より、南側は熱帯、北側が亜熱帯の気候になる。夏至の日の正午には太陽が真上にくるという。ということは、「北回帰線よりも南の地点にいる人から見ると太陽は北に昇ることになる」。 とガイドさんが教えてくれた。
今日は曇天で太陽の位置は確認できなかった。
   

花蓮(ホァリェン)・・・太魯閣渓谷・大理石工場・阿美(アミ)文化村
次に訪れたのは、東部台湾最大の街花蓮。花蓮は、東部観光の目玉、太魯閣観光の拠点として、訪れる観光客も多い。大理石やヒスイの産地、また先住民族、アミ族の住む地域としても知られ、日本統治時代には日本からの移住者も多く、現在でも比較的日本語が通じやすいという。
長春祠 岩肌に雨風の浸食で無数の穴、そこに燕が巣を作った
ことから、燕子口
V字型の深い渓谷 酋長岩付近 岩壁の小さな穴は岩燕の巣
昼食後、太魯閣峡谷へと向かう。長春祠で下車観光。対岸の滝を跨いで立つ長春祠は道路工事の殉職者の霊を祀っている。太魯閣観光の最初のポイント。

バスが進むにつれ、高さが数百メートルもある大理石の断崖絶壁が20kmにわたって続く。両側の絶壁は極端に狭く、見下ろせば谷の深さに思わず息を呑んでしまう。

九曲洞でバスを降り、のしかかってくるような岩をくりぬいて作った、素掘りのトンネルを歩く。その横には遊歩道が設けられていた。ひんやりした空気が流れるトンネルの中には漢詩が刻まれており、掘削時の苦労が伝わってくる。驚きと感動の連続だった。
   


大理石の加工と素晴らしい作品の数々
太魯閣峡谷を後にして、次に大理石工場見学へ。
工場の奥は展示場を兼ねた、土産物売り場。友人はここで大理石のついたペンダントを買った。「まけてくれた」と喜んでいたが、帰宅へして開いてみると、紐が短くて首に下げることができない。

ちなみに私は次に訪れたアミ文化村で同じような品物を値切った末に、先ほどより、随分安く手に入れた。こちらの方は紐も適当な長さで、とても気に入っている。

ガイドさんが案内する店は、値段は高いが、品質は保証されていると思ったのだが・・・。
   

アミ文化村へ。アミ族は台湾で最大の人口を持っており人種的にはポリネシア系、歌や踊りに秀でるとのこと。衣装はカラフルで美しい。顔立ちはエキゾチックで彫りが深い。若い男女の踊りが見事だった。

エネルギッシュな民族踊り
最後の踊りが始まると観光客を踊りに誘う。ここでも阿波lっ子魂?積極的に参加する。と、ポラロイドで写真を撮られて高い値段で売りつけられる。昨夜はプレゼントがあったのに!?世の中そんなに甘くない。

ホテル着、19:30分
   


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