短編
■ A Fateful Encounter−出会い−
自分の手の中に精霊石が現れるのを見たくなくて――。シルクは18歳を前に祖国を捨てた。この世に生を受けた自分の存在価値は何だろう? そう問い掛けながら、シルクが向かった先は……。
『人間の超美形青年と美形悪魔が出会うお話』というリクを頂いて書いたお話です。
■ たった一つの存在 R-18
『出会い』の続編。
シルクとジルバスクの甘々(?)新婚生活。
■ 月明かり
ある夜、シルクは傷を負った男に出会う。助けようと伸ばした手を掴まれ、押し倒されて……。
■ 2つの月 R-15
かの英雄ディーンとジルバスクの出会い。
■ 例えば存在意義って
祖国を捨て旅を続けるシルク。
ジルバスクに出会う前のお話。
ある日、シルクがいた隊商が盗賊たちに襲われる。その頭領は、シルクが捨てた名前を知っていて……。
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主要登場人物紹介
■ シルカティア=デュイ=ラ=セレン(シルク)
セレン王国の元第2王子。
アッシュブロンドに翡翠の瞳を持つ超美形。
18歳の誕生日を前に、精霊石を手にすることを拒否して旅に出る。
その後、魔王ジルバスクに惹かれ、共に生きることを決意する。
かなり強気な性格。
ロイの祖先にあたります(^^)
■ ジルバスク
魔界に存在した5人の王の1人。
魔界戦争の際、ディーンにより封印される。
千年後目覚め、自分を封印しに来たはずのシルクに惹かれる。
以後、共に旅をしている。
■ シャルハーン
カルハドール王国第2皇子。
褐色の肌。紅い髪。紫灰色の瞳。
王位を狙う野心を持ち、兄との諍いからセレン王国に一時留学。
その際、シルクに求婚したという過去がある。
■ ディーン
セレン王国初代王。
ロイやシルクの祖先。
世界が闇に包まれた後、何処からともなく現れ、世界を救った。
闇色に輝く黒髪。黒真珠の瞳。
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