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海川 (かいかわ)

ここでは私たちのゆず園のある、海川集落を紹介しています。
これからもいろいろ、じいちゃんの撮影による写真とともに、あらたな景色や名物などを紹介していきます
ので、時々のぞいてみてください。


海川と書いて「かいかわ」と読みます。
こんな山奥の集落なのに、なぜ海川という
地名なのか、その由来は分かりませんが、
海川集落はおよそ100世帯、200人程
が暮らす、おだやかな田舎町です。
 昭和40年代前半頃までは特産の木頭杉
が高値を呼び、住民も多く活気のある町
でした。
しかし外国産木材の輸入等により
木材価格は下落し、それと相前後して
柚子が栽培されるようになりました。
今では「木頭杉」に代わり「木頭ゆず」が
地域を代表する特産品となっていますが、
青果としての需要は頭打ちになっており、
将来に期待が持てない若者達は村を出て
行き、近年はこの集落も過疎の問題に
直面しています。



写真を追加しました。
地元では源蔵(げんぞう)と呼ばれる山から
見た海川集落です。


上の写真は集落の東側
の山から、今回の写真は
集落の西側の山から
撮影しています。


ちなみに



集落のメインストリートです。
郵便局はかろうじて統廃合を免れました
が地区内に銀行はなく、ガソリンスタンド
1軒と商店が2軒あるだけです。
毎日スーパーマーケット代わりの
移動販売車がやってきます。


昔は幼稚園や小中学校もあり、
100人以上の子供たちが通っていました
が、現在では廃校となってしまいました。


集落は盆地にあり、その中心にある
小高い丘の上には村の八幡神社が
あります。
境内には樹齢数百年の大杉があり、
11月の末の日曜日にはお祭りも
行われます。
お祭りの日にはその年の搾りたての
柚子酢を使って、各家庭で巻き寿司、
魚のお寿司などを作ります。


海川集落を流れる「海川谷川」の上流
では春、アメゴ釣りが楽しめます。
岸辺の岩つつじや椿の花、
木々の新芽の鮮やかさも
心を癒してくれます。

川遊びするのにちょうど良い緩やかな流れ
の浅瀬もあり、夏には子供達の元気な声も
聞こえてきます。

写真奥の真ん中に見えるのが、
上の神社の大杉です。


海川集落から高知へ向かう途中、
陰平ダム湖の上に架かる、海川口橋から
青の峠という山が見えます。

地元で「あおんとう」と呼ばれるこの山は
海川集落からはいつも遠くに青くそびえて
見えます。



                    Kaino Yuzu