日 程 アマルフィとシチリア島・南イタリア10日間の旅
写真紀行
第1日目 関空発(12:30)。ローマフィウミチーノ空港着(16:20)
第2日目 アマルフィ/ティレニア海クルーズ
第3日目 パレルモ/モンレアーレ/アグリジェント
第4日目 カルタジローネ/タオルミーナ
第5日目 アルベロベッロ
第6日目 アルベロベッロ/マテーラ
第7日目 ナポリ/ポンペイ
第8日目 ローマ
第9日目 ローマ,フィウミチーノ空港発(6:55)。ドイツ,フランクフルト発(14:10)
第10日目 関空着(9:20)






旅行も残り少なくなってきました。
今日は南イタリアの魅力がたっぷり詰まった港町 ナポリから、ヴェスヴィオ火山の噴火により、一瞬にして灰にのみこまれた悲劇の街ポンペイ。そしてローマに帰ります。

私にとってナポリ、ポンペイ、ローマは二度目の訪問となりますが、また、違った出会いがあることを期待しています。

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ナポリ :::***:::***:::***:::***:::

南イタリアの魅力がたっぷり詰まった港町ナポリ。街の名の語源は「新しい街(ネアポリス)」という意味で、古代ギリシャ人の植民地として建設されました。

その後いろんな国の支配を受けてきた影響で、それぞれの時代の文化遺産である建物や美術品が残っています。

外国人が想像する輝く太陽と温暖な気候、陽気な人々という
イタリアのイメージは、この都市が元になっているといわれます。

日本人が大好きな「ピザ」はナポリが本場。
ピザ(ピッツァ)の起源はアラブ圏のパンの一種ピタがナポリに
伝わり、ナポリでピッツァと呼ぶようになったそうです。

  新しい城「カステル・ヌオヴォ」



13世紀、アンジュー家出身のシャルル1世が、フランスのアンジェ城をモデルに建てたお城。15世紀にはスペインのアラゴン家のアルフォンソ1世が王になり全面改築されました。

ヌオヴォとは新しいという意味だが、卵城に比べて新しく作られたのでそう呼ばれているのだそうです。

   卵城「カステル・デローヴォ」

歌で知られたサンタルチアの港に来ています。

前回の旅行では来ることのできなかった場所なので思いはひとしお。その埠頭に建つ卵城とヨットハーバーはナポリを代表する風景です。

11世紀にノルマン人のオートヴィル家が、要塞として城を築きます。

その際、基礎に卵を埋め、「この卵が割れる時は、城はおろかナポリの街まで危機が迫る」と呪文をかけられたという伝説から、通称卵城と呼ばれるそうです。


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ポンペイ遺跡 :::***:::***:::***:::***:::


西暦79年8月24日、ナポリ湾を見下ろすベスビオ火山が大噴火すると、南東10キロに位置したポンペイの街は火山灰に埋もれてしまいました。

16世紀末に偶然発見されるまで、1500年もの間、ポンペイは灰の下に眠り続けていたといいます。その後、18世紀半ばに本格的な発掘が始まり、中からは伝説の街となっていたポンペイの町並みが出現し、そのあまりにリアルな姿に人々は驚愕しました。

ポンペイ遺跡は、古代ローマの都市と人々の生活ぶりをほぼ完全な姿で今に伝える貴重な遺跡です。

厚い火山灰の下から現れた遺跡は、神殿や公衆浴場、住宅から売春宿、居酒屋までさまざま。いずれも古代人の日常生活を生々しく今に伝えてくれています。



 ナポリ・ポンペイは前回の「ピアチェーレイタリア」を合わせてご覧ください