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そこで今年は小学生でもわかりやすいようにできるだけ漢字でなく、ひらがなで書いていこうと思います。

ことしからナイトくんのプチプチエコのコ−ナ−もできています。
やはり小さい時からの考え方、知識はすごく大切です。

オンリ−ワンマメジメントシステムは環境問題のことを話題にしたり、香川県を大切に
したい気持で、つくられました。

わたしが、読んでびっくりした本を夏休みの、宿題用に書きかえています。

江戸時代には電気がなかったので、しょうひエネルギ−を0としました。

今はひとりあたり1日に12万5千カロリ−消費しています。

ちょっとびっくりでしょ?

しかしあなたが使ってなくても、ジェット機が大空をとびまわり、しんかんせんは1日中走っています。
つまり日本のどこかで多量のエネルギ−は消費されています。

永遠にあり続けるなら、使いほうだいのことをすればいいと思います。

しかし…


このペ−ジでは、わらについて書きます。

 江戸時代の日本の社会にリサイクル形態ができていたと言えばあなたはどう思いますか?

 江戸時代の日本の社会はあらゆる面でリサイクルされていました。

そして太陽エネルギ−がすべての源でした。

なぜ?と思われるでしょ?

徹底した植物の利用です。

私達日本人の食料は米です。

米には副産物として米ぬかとわらがとれます。

米ぬかは畑にまいたり風呂・台所で使われたりしていました。

わら?って知っていますか?

米がとれた後の棒状の茎です。

最近は機械化が進み稲刈りと同時にわらは細かく裁断されでてきて畑・田の肥料となります。

このペ−ジではわらの利用を考えていこうと思います。

わらを着ていたと言えばみなさんは「どうして?」と思うでしょうね。

上から言えば、まず編み笠です。

材料にすげやいも使用しましたが、農民が日よけにかぶるものはわらが圧倒的に多かったです。

もっとも衣服らしいのは、ベストのような背あてで、農村では作業着あるいは保温用に着ていました。

わらの雨具としてもっとも普通なのは、みのでした。

みのでもあしやすげを使用する場合もありましたが、わらがもっともありふれた材料でした。

ビニ−ルのように水を透さない材料や、防水処理したレインコ−トのように、ぬれない材料でできていれば

ともかく、防水もしていないわらで作ったすきまだらけのみので雨が防げるののはちょっと不思議でしょ?

みの以外の体につけるわら製品といえば、わらぞうりやわらじのようなはきものがあります。

後米を保管したり運ぶために、米たわらもわら製品です。

今でも紙製の袋を使いますが、60キロを1俵{いっぴょう}と呼ぶ習慣は残っています。

俵も米作農家では、冬の農閑期に自分で作っておくのが普通でした。

わらで縄をあんで準備ができていれば、なれた人なら1時間に1俵分あめたそうです。

酒樽もわらで表面の上をわら製のこもで包んで保護していました。

また冬の間温かいご飯がさめないように、飯びつをいれておいたわらの容器は昭和まで使用されていました。

まだ、釜敷き・どびん敷き・鍋つかみなど実にさまざまなわら製品が使用されていました。

次に住にはわらはどのように使用さていたのでしょう?

正月のしめかざりもわら製品です。

本格的なわら製品は家の上から順にいうと、一番上が屋根です。

歴史民俗館でみられる草葺きとかわ葺きの屋根です。

完全に水をさえぎる瓦などに比べると、非常に通気の良いです。

しかし空気が自由に通隙間だらけのわら屋根でなぜ雨がもらないのでしょ?

理由は水をわらの表面づたいに下に流し、1層ごとに少しずつ透過する量をへらせば、20〜30層でほとんど

水が透らなくなります。

安全のためその10倍くらい、約30センチの厚さにすれば、どんな大雨でも漏らなくなるのです。

そして現在でも使用されている畳。

たたみの表面に張ってある畳表はやはりいぐさという草の茎ですが、たたみ床つまりたたみの中身はわらです。

普通のたたみの床はわらを縦横に5センチ前後の厚さにかさねたものを麻のたたみ糸で縫いあわせて作ります。

わらは独特のクッションと通気性・吸収性のおかげで非常に具合のいいベットであり、敷物であります。

わらの敷物としては、たたみの他にむしろがあります。

貧しい家や作業する部屋などでは、床板の上にむしろを敷き、外で休憩するときには、座るための敷物。

野外で穀物・小魚などの食品を乾燥するための敷物と使用したり、脱穀などの野外作業もむしろの上で

するのが普通でした。

わらは建築材料と使用もされました。

土壁の補強材料に必要でした。

壁土を塗るためにはこまいつまり細い竹を柱の間に縦横に張り渡した下地を作りますが、竹の交差する部分

の結び縄と使用されたり、壁土の芯の部分には、刻んだわらをまぜました。

土は乾燥するともろくなり、ひび割れうぃ生じます。しかしわらをつなぎとしてまぜると,引っ張りに強い繊維の

せいで、亀裂が入りにくくなります。

固いがもろいコンクリ−トニ鉄筋を入れるのと似たような原理で現代的表現をすれば、{複合材料」

の発想といえるでしょう。

わらの利用をあげればいくらでもありますが、衣食住の部分に入らないものも多く、とても簡単に分類

できません。

しかし、様々な縄の大部分は今では、プラスチック製品がとってかわってしまいました。・

まとめ

わらの利用は、命のもととなる米を実らせてくれ、刈り取ったあともまた徹底的に利用して、さらにすべて

を大地に戻して再び植物として再生させるための全国的な規模の壮大なリサイクルです。

こうして、先祖代々長年にわたって築きあげてきたわらの文化も、今では圧倒的な工業化の波に飲み込まれ

急速に消えつつあります。

プラスチック・ゴム・金属などの製品がとってかわってしまい、目先の便利さという点ではわらはとうてい

こういう新材料に勝ち目はありません。

次のペ−ジでは竹について書きます。


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この度私設のISO9000・ISO14001関連の移動図書を用意しました。

興味ある方は一度お電話ください。

現在わかりやすいマンガから専門書などあります。

まだまだこれからどんどん本が増えていくと思います。

新しい本が入荷するたびこのコ−ナに書いていく予定です。