「HC36->24」(1~2年目)
レッスン受講の動機
ゴルフを始めるにあたり、まず基本の習得からと「森下プロ・ゴルフ育成会」に入会し、基礎固めと実践で100が切れるスイングを習得することにしました。
このチップスは、トーナメントプロでティーチングプロ A級の森下プロから受けた時系列の指導メモを整理したもので、前・後、右・左など表現は何を基準にしているのか気を付けてください。また、スイングプレーンに対する真っすぐ後ろやインサイド、アウトサイド、ボール位置などは、勉強になった図書が参考になりました。
始めた頃は、ドライバーはスライス、アイアンはダフリやトップ、グリーン回りは行ったり来たりで、プロから得意クラブを作るよう指導を受けました。
1年目は、100から125で平均37パット、2年目は、90から113で平均36パット
今になって思えば、パットはほとんど練習せずカップを行ったり来たり、もっと早くからパットの距離感練習をすればよかったと思います。特に、ショートパットとアプローチが良くなればスコアは劇的によくなりました。
◆スイングの基本
- 練習場では柔軟後にドライバーから始める、コースで使う順に練習すると、緊張しない
- ドライバーはフックグリップ、アイアンはスクウェアグリップ
- 素振りはボール後方で1回、方向確認後すぐ打つ
- バックスイングは右足内側で踏ん張る(外側はスウェイの原因)
- トップでは、フェースをスクエアに、左手甲が折れないように
- ダウンスイングは下半身から、腕・手は力まない
- インパクトでは右肩が飛球線と平行、左脇を締めてグリップが左に出ないように
- フォロースルーでは、フェースをスクウェアに返す
- 腕で振らず、体の回転で打つ、手に力が入ると曲がる
- 肩を十分に回し、インサイドアウトで振り抜き、右肩が前に出ない
- 7番・8番アイアンで右耳の高さまで上げ、フィニッシュで体を正面に回す
- グリップは、スクエアに。右手は親指が上、左手は中指〜小指でしっかり握る
- AWで100Yのピンを狙い、距離と方向性を練習
◆ドライバー
- 腰を安定させてスイング、グリップはフックグリップ
- バックスイング:右手は肘を下げて出前持ち、左手甲はフラット、懐を広く使い、グリップを耳まで上げ、右脇を締める
- ダウンスイングで、右肩が前に出ないように(スライス防止)
- インパクト:右足のかかとが見えるくらい頭を右に残し、左足に体重移動、手首を返してフィニッシュまで振り抜く
- 順回転を意識し、フェースを返してこすり上げるように打つ
- トップで右脇が開かない、また、左手首が折れないよう注意
- 前傾姿勢を保ち、打ち上げ打ち下ろしも肩を水平に回す
- 打球が右に行くときは頭が早く起きている
◆フェアウエイウッド
- 腰を落として下半身安定、上半身は力を抜いて構える
- 肩を十分に回して腰の回転で打ち、右脇を絞める
- バックスイングでは肩から始動、左肩が正面に来るまで回す
- 前傾姿勢を保ち、低く振り抜く
- バックスイングで右ひざが動くとダフる
- ダウンスイングで力むとダフリの原因
- ラフでは、ユーティリティを使い、肩の回転と集中力で打つ
◆アイアン
- ドライバーより腰を落として打つ
- ロングアイアンほどボール位置は左へ(4番はスプーン位置)
- 5番アイアンは、体の回転で打つ。インサイドに上げてアウトに振る
- 両脇を閉め、腕の三角形を保ち、肩を水平に回す
- バックスイングは右耳の高さまで、グリップが背中側に行きすぎないよう注意
- 左足中心に回転し、フィニッシュで右足かかとを立てる
- フォローは左脇を締め、肩を水平に回すと方向性・飛距離が向上
◆アプローチ
- 歩測して傾斜を読み、ボールの落としどころを決め、得意のラインから攻める
- 左足体重のまま振る(体重移動するとダフる)
- 両肘を脇に付けて振ると、方向性が安定
- 30Y:小さく速く振る(イッチニ)、50Y:大きくゆっくり(イーッチニ)
- ランニングアプローチは7~9番アイアンでパター感覚、コックしない
- 傾斜面では腰を落とし水平に振り、頭を動かさない
- フォローは両脇を閉めクラブを立てる、斜面では左脇を抜く(開く)とダフらない
- 逆目の芝では、9I~AWのクラブを短く吊るように持ち、コックをせずパターのように打つ
- テイクバックで左肩を前まで回すと、コントロール向上
- 球が右に出るときは、左足体重でボールをセンターに置く
- 左に引っかける原因は、右手の返し、フォローは左に抜くように
- 100Yでは、左肩が早く上がると引っかける
◆パッティング
- 上りはほとんど曲がらない、下りは上りの半分の距離感
- ショートパットが入らないときは左肩を固定、右肩が出ると引っ掛ける、体幹で打ち手首を使わない
- スライスラインは左寄り、フックラインは右寄りにボールを置く
- 右にぶれる原因は手首の緩み、腕の三角形を保って打つ
◆注意点のまとめ
- ドライバーは頭を右に残し、右足のかかとが見えるように
- アイアンは、身体の回転で打ち、腕の三角形を保ち肩を水平に回す
- ボールの赤道下を打つように意識
- アドレス、トップ、フォローまで、両脇を閉め、前傾キープで胸は下を向いている
- インサイドアウトをイメージ、右肩が前に出ると引っ掛け
- バックスイングで右膝がスエイするとトップの原因
- トップで脇が開かないように肘は下向き、左手首は折れない
- インパクトでは右肩が飛球線と平行、左脇を絞める
- テニスのラケットのように、ボールの上をこするように打つ
練習前の準備
- 目的を明確に:今日は何を改善したいのか(方向性?飛距離?スイングの形?)を決めてから始めると、集中力が高まる
- ウォームアップ:柔軟体操や軽い素振りで体をほぐしてから打ち始める。特に肩・腰・股関節の可動域を広げるとケガ予防にも
- 使うクラブの順番に注意:実際のラウンドを想定し、スタートホールで使うクラブから練習すると、コースでの緊張が減る
スイング練習の注意点
- 素振りは1回で十分:何度も素振りするとリズムが崩れやすい。方向確認→素振り→すぐ打つ、が理想
- 腕で振らず体の回転で打つ:手に力が入ると曲がりやすくなる。肩・腰の回転を意識し、腕は“ついてくる”感覚で
- 前傾姿勢をキープ:頭が早く起きるとトップやスライスの原因に。インパクトまで胸を下に向けたまま
- 右肩が前に出ない:特にドライバーでは、右肩が開くとスライスしやすい。インパクトまで我慢
- グリップの確認を怠らない:スクエアグリップかフックグリップか、クラブによって使い分け、右手の親指が上にくるように
練習場での心構え
- “打ちっぱなし”にならない:ただ球数をこなすのではなく、1球ごとに狙い・意図・結果を確認
- ミスショットを分析:曲がった・飛ばなかった原因を考える癖をつけ、動画を撮って振り返るのも効果的
- 集中力を保つため休憩を入れる:30球打ったら5分休憩など、集中が切れる前にリセット
- コースを想定した練習:例えば「1番ホールのティーショット→セカンド→アプローチ」といった流れをイメージして打つと実戦に強くなる
メンタル面の注意
- “うまく打とう”としすぎない:練習は失敗して学ぶ場、結果よりもプロセスを大事に
- 他人と比べない:隣の人が飛ばしていても気にしない、自分の課題に集中
- ポジティブな声かけ:「今のは良かった」「次はこうしてみよう」と、自分に優しく