水中溶接・切断に関係する年表

 人類が金属を使い始めた青銅器時代以来、金属を切断したり継いだりして、生活に便利な品物や道具を作ってきました。金属の利活用技術の稚拙が、国や民族あるいは氏族の盛衰に大きく関わってきました。現在では、情報とエネルギーの役割がクローズアップされていますが、ハードウェア・ソフトウェア・エネルギーの3者は常に密接に関わってきています。ここでは、水中溶接・切断に関係する事柄を年表にまとめて紹介します。

年表

 溶接と海洋開発を中心として考えた大まかな年表です。
1800 アーク放電現象発見(英)
1806 ウェストバージニアのキャンベルクリークにて石油湧出
1806 ベネズェラ マラカイボ湖の石油存在が知られる
1807 電気アーク
1807 フルトンが蒸気船航行に成功。
1810 原油から灯油を精製する方法発見
1812 ナポレオンロシア遠征失敗
1814 オハイオ州ダック・クリークで145m深さの油井から間歇的に油噴出
1815 アーク溶解
1815 杉田玄白「蘭学事始」
1818 ケンタッキー州カンバーランドで塩井からもれた石油が発火−燃える河の時代
1821 ニューヨ−ク州フレドニアでアメリカ初の天然ガス田発見(頁岩層から採取)
1821 帝政ロシア、バクー油田を民間に貸与(年間12万キロリットルの石油を輸出)
1821 伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」完成
1823 米国モンロー主義宣言
1829 アレクサンダーフンボルト、バクーで82の油井確認
1829 ケンタッキー州バークスヴィルで塩井掘削中石油流出、40マイルにわたり燃え広がる−燃える河の時代
1830 バクー近くに製油所建設、良質灯油を供給
1830 フランス七月革命
1830 -1840 米国東部海岸で捕鯨業全盛期
1838 トルクメニスタンのチェケレン半島で石油採集始まる
1840 ルーマニアで灯油生産開始
1840 中国四川省で深度1200メートルの天然ガス井掘削、大火災発生
1841 水野忠邦が天保改革令
1845 M.ファウベル(フランス)ロータリー式掘削法を発明
1849 アーク灯
1850 化石燃料は世界のエネルギーの5%、94%は人間と動物が供給
1853 6 ペリーが軍艦四隻を率いて浦賀に来る
1855 パリで万国博覧会
1856 アロー号事件
1856 抵抗溶接
1857 世界的過剰生産恐慌−−−−−−−
1859 0828 エドウィン・ドレーク「大佐」によるペンシルバニア州西北部タイタスビル(オイルクリーク)での機械掘り石油発掘:近代的な石油産業の誕生
1859 10月下旬 同上採油装置火災で消失
1860 01 咸臨丸米国へ
1850-60年代 ヘンリー・ノゥエル・ハンフリー「海の庭」、ジュール・ミシュレ「海」、ヴィクトル・ユーゴー「海に働く人々」、ジュール・ヴェルヌ「海底2万マイル」
1860 04 蒸気船ヴェナンゴ号樽詰めされた石油の積荷をピッツバーグに輸送、石油量をバレル(=159リットル)で表現する端緒(42ガロンの鰊樽を容器に転用)
1860 6-11月 湧出井6月「ファウンテンウェル300バレル/日」9月「エンパイアウェル2500バレル/日」11月「フィリップスウェル3000バレル/日」
1860 米国東海岸に53の石炭油製造会社が稼動、次第に原料を石炭から石油に変更
1861 11 米国からロンドン向けの輸送船エリザベス・ワッツが、木樽詰め灯油3000バレルを積載して大西洋完航
1861-1865 米国南北戦争(American Civil War)戦後日本が大量の銃器輸入:明治維新
1863 8 石油バラ積み用鉄鋼船アトランティック号竣工
1863 8 バクーに近代的製油所建設、年生産高5400トンを記録。米国産鯨油衰退
1863 リンカーン奴隷解放宣言
1864 11 米海軍技術庁、石炭に変わり石油を使用する艦船実験実施
1863 -1865 ペンシルバニア州で石油パイプライン完成、鉄道とともに輸送の主役に
1865 アーク溶接特許
1866 独ヴィルヘルム・バウァー:プロペラ式潜水基地構想
1868 1209 明治と改元
1869 1117 スエズ運河開通
1870 0110 スタンダードオイルカンパニーオブオハイオ(石油精製業)(600バレル/日)米国=16000バレル/日「鉄道運賃リベート制とパイプラインおよび貯油施設支配」
1870 年代初頭 世界恐慌
1870 -1879 ロシアカスピ海にて石油焚艦隊完成
1872 石油戦争:ロックフェラーの会社(石油精製業+輸送)対生産者連合
1872 英国ブライトン水族館
1872-1875 英国海軍チャレンジャー号の調査航海(トムソン卿)
1873 0101 バクーロシア王有石油地民間払い下げ開始(公開入札)
1873 06 バクーでバーミシェフ噴油井など多数噴油(機械掘り)
1876 オハイオ、ウェストバージニア、カリフォルニア3州から産油
1876 現代的な内燃機関であるオットーサイクルエンジン開発
1876 交流アーク灯
1878 世界初の石油タンカーゾロアスター号誕生242トンの灯油を積載できるタンク2基を前後に配置、ベセマー鋼を使用した最初の船(ノルウェーで生産しカスピ海に配置=ノーベル商会:バクーの石油を運河を経由してモスクワ、ヨーロッパに輸送)
1879 0515 ノーベル兄弟石油生産会社設立
1880 冷却脱蝋法発展(潤滑油の低コスト製造が可能に)
1880 末 カリフォルニア州サンタバーバラ沖合いで沖合い掘削−生産開始(H.L.ウィリアムズ=海上油田開発の先駆者)
1880 ブラッシュライト(アーク灯)6000本あまりが米国中の都市を照らしていた。チャールズ・ブラッシュ
1881 多段式連続蒸留法の採用(ノーベル)
1881 炭素電極アーク溶接(露)
1882 0102 第2次スタンダード石油トラスト(米国石油精製業シェア95%)
1882 フォードがガソリン自動車を製作
1883 04 トランスコーカシア鉄道完成カスピ海と黒海を結ぶ
1883 8 ダイムラーが4サイクルガソリン機関を発明
1884 米国ウッヅホール海洋学研究所
1885 06 ダイムラーとベンツがガソリンエンジン車を完成
1885 炭素アーク
1885 バット溶接
1887 抵抗溶接
1887 バラハニー油田地帯から製油地ブラックタウンまでパイプラインを建設(ノーベル商会への対抗手段)
1888 裸棒のアーク溶接
1888 点溶接の特許
1889 フラッシュ・バット溶接
1889 アーク溶接法の特許
1890 シーム溶接
19世紀末 カスピ海バクー周辺、オランダ領東インド、オーストリア・ハンガリー帝国のガリシアなどが生産拠点
1892 0824 タンクシンジゲートのタンカーミュレックス号がバクー産灯油を満載して巣レズ運河を通過(4-5000トン)
1892 ディーゼル機関発明
1894 07 日英通商航海条約締結。治外法権の撤廃
1894 08 日清戦争
1897 テルミット溶接
1897 プロジェクション溶接
1900 石油生産量1億5千万バレル
1900 -1910 浅海での海上油田生産規模拡大(テキサス、ルイジアナ)、ベネズエラマラカイボ湖
1900 初頭 テキサス州から算出される天然ガスからヘリウム抽出、軍用飛行船に利用(水素爆発の危険性回避)、米国でTIGにヘリウムが利用される経済的優位性の端緒
1901 01 テキサス州ボーモント近郊のスピンドルトップで噴油したのを皮切りに大規模場新油田が次々に開発
1901 01 スピンドルトップ日産8万バレル
1901 01 最初の海洋掘削 カリフォルニア州サマーランド油田木製の桟橋で小さな油井
1903 08 独海軍ディーゼルエンジン装備の潜水艦開発
1904 02-09 日露戦争
1905 バクーにおける労働争議頻発
1905 ガス溶接・切断吹管
1905 パーカッション溶接
1907 被覆アーク溶接棒,ESAB社被覆アーク溶接(スエーデン)
1907 セントルイスで最初のガソリンスタンド営業開始
1908 0526 イラン湾岸で石油発見マスジッド・イ・スレイマンで1500バレル/日
1908 1001 フォードTモデル販売
1908 飽和潜水:ハルデーンによる減圧表作成(英海軍)、それ以降は米海軍潜水実験隊による改訂が主流
1911 0515 スタンダード・オイル・トラスト独占禁止法により34社に分割
1911 ルイジアナ州カド湖、杭で支えられた海上油田架台
1912 07 大正と改元
1914 0728 第一次世界大戦:自動車、トラック、飛行機、艦船など移動用機械の燃料としての用途
1914 0815 パナマ運河開通
1915 0315 ハワイオアフ島沖で米海軍潜水艦スケート沈没、同船に対して、水深93mまで空気を呼吸ガスとして潜水活動
1917 1215 仏首相クレマンソー「石油の一滴は、血の一滴に匹敵する」と米国に10万トンガソリン供給を懇願
1917 セルローズ溶接棒
1918 08 シベリア出兵、米騒動勃発
1918 1111 第一次世界大戦終結
1919 エリー・トムソンが3種混合ガス(空気+ヘリウム)を吸気ガスに用いることを提案(窒素酔いの予防)
1920 年代末 石油供給過多へ
1920 リベット構造が主体であった鋼船に溶接が全面的に適用され全溶接船が初めて進水(英)その1月後、長崎造船所で421 トンの諏訪丸が全溶接船として完工
1922 02 ワシントン海軍軍縮条約締結(主力艦保有量を米・英・日=5・5・3の比率)
1922 1214 ベネズェラ マラカイボ湖バロッソ試掘井から石油噴出(10万バレル/日)
1923 09 関東大震災
1925 08 地中海で沈没した八坂丸からの深度80mでの引き上げ作業、大串式潜水器
1925 電動機発電(MG)式直流溶接機(国産1号機)
1926 原子水素溶接
1926 12 昭和と改元
1927 03 渡辺銀行などで取付け騒ぎ。昭和金融恐慌始まる
1927 イラクで石油発見
1928 0907 国際石油カルテル形成
1928 高周波溶接
1929 1024 ウォール街で株式大暴落始まる。世界的大恐慌
1930 0120 石油国際カルテル協定合意
1930 ティグアーク溶接(米)
1931 09 ソ連世界第2位の原油生産国に(バクー油田)
1931 09 満州事変突発
1931 強制空冷式交流溶接機(国産1号機)
1932 バーレーンで石油発見
1933 サブマージアーク,Lind社(米)
1934 蒸気掘削船
1935 サブマージアーク,ソ連パトンで発明。T34戦車の製造
1936 2 二・二六事件勃発
1937 0816 クェートでブルガン大油田発見
1938 2 クェートブルガン第1号試掘井で採掘
1938 3 サウジアラビアで石油発見
1939 0901 第二次世界大戦の勃発:石油は戦略備品
1938 12 飽和潜水:30mに27時間滞在し、5時間で減圧(減圧症に罹患)高圧環境化のトンネル作業の安全性
1939 1212 米国による対日石油圧迫第一弾開始
1939 1221 米国による枢軸国への石油輸出禁止
1939 横置き溶接
1939 活性フラックススタッド溶接
1940 0801 米国特定石油製品の輸出許可制実施対日石油圧迫第二弾
1941 0810 米国対日石油輸出禁止実施対日石油圧迫第三弾
1941 秋 バーモント州グランパズ・ノブ(おじいちゃんの瘤)で1.5MWの風車が建造され、公共送電網に接続
1941 1208 真珠湾攻撃(太平洋戦争開始)
1941 1216 ボルネオ侵攻、年内に英領油田を占領
1942 0217 日本軍スマトラのバレンバン油田占領
1942 ティグ溶接の特許
1943 01 T2タンカーSS Schenectady(リバティー船)低温脆性破断
1944 0722 ベネズェラでラパス大油田発見(現存油田下の白亜紀層から)
1944 鉄粉系被覆溶接棒
1944 飽和潜水:スウェーデン海軍アルン・ゼッターストレームによる水素酸素潜水、水深110m
1945 0507 ドイツ無条件降伏
1945 0816 日本無条件降伏
1945 中東石油と米国の制覇
1945 10 スモッグが初めてロスアンゼルスで発生
1945 エレクトロスラグ
1945 超音波溶接
1947 10 カー・マッギーがメキシコ湾油田発見(16km沖合い)、権利の縄張り争いにより外縁大陸棚の概念が浮上
1947 11 米国で原油価格高騰
1948 0514 第一次中東戦争勃発(パレスティナ戦争)
1948 12 米国石油の純輸入国となる
1948 カルテックのハーゲン・シュミット教授がスモッグの原因物質を突き止める
1948 ミグ溶接Airco社(米)
1948 冷間圧接法
1948 電子ビーム溶接
1949 9 英国ポンド危機に伴いドル石油のポンド地域への輸入制限(ポンド石油とドル石油の抗争)
1949 1001 中華人民共和国成立
1950 0626 朝鮮戦争勃発
1950 1202 ペルシャ湾と地中海レバノンを結ぶパイプライン営業開始
1950 中東の原油生産量8800万となる
1950 造船の大板継ぎ溶接でおきた母材サルファー偏析起因の溶接金属割れを契機にセミキルド・キルド鋼使用規定を制定
1951 0428 イラン石油国有化法
1951 05 サウジアラビアでサファニヤ海底油田発見(38000バレル/日)
1951 09 英国対イラン経済封鎖声明
1951 高周波抵抗溶接
1952 0723 エジプト7月革命:ナギブ政権
1952 10 英国イランと国交断絶
1952 12 ロンドン殺人的濃霧(数千人死亡)
1952 交流サブマージアーク溶接機(国産1号機)
1953 0727 朝鮮戦争休戦協定
1953 0819 イランでクーデタ(パーレビ王朝へ)
1953 1003 ブラジル石油産業国有化(ペトロブラス設立)
1954 03 アラムコ、サウジでガワール油田発見
1954 0921 国際財団各社の共同出資でイラン石油投資会社設立
1954 爆発圧接
1954 ガス放出型ワイヤ
1954 世界最初の原子力潜水艦「ノーチラス」開発
  原潜の父リコーバーの7つのルール
  1)時間の経過とともに品質管理基準をあげる
  2)想定される状況すべての訓練を実施
  3)現場監督は悪い情報を真正面から受けとめ。上層部にきちんとした対応をとらせる
  4)放射能の危険を真摯に受け止める
  5)厳しい訓練を定期的に実施する
  6)修理、品質管理、安全対策、技術支援を一体化し、責任者が常に前線にいること
  7)過去のあやまちから学ぼうとする意志と能力を有する組織であること

1955 0327 中国大慶油田石油探鉱開始
1955 12 ウラルボルガ地方がソ連産油糧の59%となる
1955 プラズマ切断
1956 01 サハラ砂漠エジェレで試掘成功
1956 0726 スエズ動乱勃発(エジプト、スエズ運河を国有化)
1956 1029 英仏イスラエルの3軍エジプトに侵入(第2次中東戦争)
1956 1101 スエズ運河封鎖
1956 飽和潜水:デ・グランジュの減圧表(現在も通用)
1956 摩擦溶接
1957 0409 スエズ運河再開
1957 0714 イラク革命勃発
1957 巨大タンカーブーム到来(スエズ運河封鎖の影響回避:南ア経由)
1957 英国LNGをルイジアナから初輸入
1957 世界のエネルギーの93%は、石炭、石油、天然ガス 1957 可飽和リアクトル形直流溶接機(国産1号機)
1959 オランダ北部フローニンゲンで巨大ガス田発見
1959 -60 中東石油の増産:供給過多
1959 CO2アーク溶接機(国産1号機)
1960 原油低価格時代とOPECの生誕(石炭から石油への転換)
1960 04 ソ連バクー油田大発展
1960 08-09 石油メジャー中東産原油公示価格引き下げ
1960 0914 OPEC成立(メジャー支配への対抗)
1960 04 中国大慶油田石油大量噴油
1962 0906 飽和潜水:水深60m南フランスリビエラ沖
1964 06 飽和潜水:バハマ沖水深126mシーラボシリーズ(米海軍)
1964 07 飽和潜水:水深59mバミューダ沖
1965 08 飽和潜水:水深62mリフォルニア州ラホーヤ沖
1965 北海英国領で天然ガス鉱床発見
1966-1969 飽和潜水:水深76mから312m高密度ガス呼吸の医学上データ取得、ヘリウム音声の修正、カシャロットプロジェクト バージニア州スミスマウンテンダム排水路の整備(水深48-73m)4ヶ月で作業終了
1966 メキシコ湾(実海面飽和潜水)
1966 可動鉄心形交流/直流両用ティグ溶接機
1966 1125 リビアでオーュラ油田発見
1967 0605 第三次中東戦争(6日戦争)勃発、スエズ運河封鎖
1967 06 アラブ諸国対米英石油輸出禁止、イラン(パーレビ親米政権)が石油大増産を行い効果なくなり9月に解除
1967 原子力発電所建設計画世界各地で本格化
1967 11 ポンド切り下げ実施、国際通貨危機緊迫化:米ドルが国際通貨となる
1968 0717 アラスカのノース・スロープ、プルドー湾で大油田発見
1968 -1972 日本ヨーロッパ製造業の躍進(需要増加)
1969 日本は最初のLNG輸入
1969 1 カリフォルニア州サンタバーバラ沖合いの海上油田から原油暴噴事故:環境保護運動意識
1969 0728 IMFが特別引き出し権(SDR)創設
1969 0901 リビア革命勃発(民族主義的な軍事政権設立)
1969 10 北海油田でのエコフィスク油田試掘成功
1960年代後半 水中溶接の研究が本格化
1969 サイリスタ制御CO2アーク溶接機
1970 - 石油の金融資産化(金融商品化:先物取引、投機商品化)
1970 - 欧州でガスパイプライン発達、同時にソ連産天然ガス欧州に流通始まる
1970 1230 OPECカラカス会議で原油価格の均一値上げを発表:石油戦争へと発展
1970 このころ世界的に反環境汚染(公害)キャンペーン広がる、米国が大気汚染防止法(マスキー法)を制定
1970 年代 世界経済活性化による石油需要拡大:各国で海底鉱物資源開発法制定
1970 年代 チタン系析出物によって溶接熱影響部組織粗大化を阻止する造船大入熱溶接用鋼の開発
1971 カタール領海ノースフィールドで巨大ガス田発見
1971 スマトラ島北部アルン巨大ガス田発見
1971 0815 ドル防衛(金ドル交換停止)に関するニクソン声明(ニクソン・ショック)
1971 1220 国際通貨体制、新レートでスタート(スミソニアン体制)
1972 0120 ジュネーブ協定調印
1972 02 ローマクラブ成長の限界を発表
1973 1006 第4次中東戦争:アラブ産油国による石油輸出禁止:石油危機
1973 第4次中東戦争による禁輸(供給網途絶):オイルショック
1973 1221 中東和平会議ジュネーブで 開催
1973 1223 OPEC閣僚会議(10ドル原油時代へ)
1974 0211 石油消費国会議(石油消費国同盟の設立)
1974 0526 Statoilが北海スタットフィヨルド油田発見
1974 06-08 第3回国連海洋法会議がカラカスで開催(領海12海里、経済水域200海里がほぼ定着)
1974 常葉沖155m
1975 04 サイゴン政権瓦解
1975 0904 エジプとトイスラエルがシナイ協定調印
1974 阿賀沖81mパイプライン敷設作業
1978 0623 クェートブルガン油田で火災事故発生
1978 中国の産油量年産1億トンを突破
1979 0211 イラン暫定革命政府成立
1978 -89 イラン革命による混乱(供給網途絶)
1979 0626 OPEC標準原油価格の大幅値上げ(第二次石油危機)
1979 1217 カザフスタンの北カスピ堆積盆(カスピ海沿岸部陸上)でテンギス油田発見(埋蔵量70-100億バレル)
1979 飽和潜水:アトランティス計画1=水深460m、窒素濃度5%
1979 ソ連アフガニスタン侵攻
1979 カンペチア湾メキシコ油田のブローアウト
1980 0909 イラン・イラク戦争勃発
1980 レーガン大統領による石油価格統制廃止
1980 アラスカノースロープや北海での石油生産開始:供給過多へ
1980 年代 制御圧延・加速冷却による高溶接性高靱性鋼いわゆるTMCP 鋼の開発
1980 22隻のリグが火災、爆発、転覆、沈没事故
1980 0327 アレキサンダーキーランドの転覆事故123名の犠牲者、鉄鋼筋交いの亀裂進展
1980 飽和潜水:アトランティス計画2=水深460m、窒素濃度5%
1980 飽和潜水:アトランティス計画3=水深686m、、48日間、減圧30日
1980 飽和潜水:アトランティス計画4=650mでダイバー3人のうち1人が、幻聴幻視を含む興奮状態や誇大妄想の出現により計画中止
1981 0406 国際石油取引所(IPE)ロンドンに開設、暖房油の先物取引開始
1981 マイコン制御CO2アーク溶接機
1982 02 カナダ沖でモービル社のRIG倒壊、84名死亡
1982 0214 オーシャンレンジャー沈没、三菱重工広島造船所で建造、建造時に亀裂あり(亀裂部表面にペンキが付着)
1974 鳥取沖240m
1983 0330 ニューヨーク取引所形質原油の先物売買開始
1983 1121 ロンドン国際石油取引所で原油先物取引開始
1983 07 飽和潜水:フランスのコメックス社:HYDRA計画=水深91m
1983 インバータ制御直流ティグ溶接機/CO2アーク溶接機
1984 0524 イランイラク戦争、ペルシャ湾でのタンカー攻撃激化
1985 北海での生産量:350万バレル/日(非OPEC原油)
1985 800 カスピ海テンギス海上油田大火災
1986 原油価格暴落
1987 1026 米国対イラン経済制裁措置発表
1987 インバータ制御交流/直流両用ティグ溶接機
1988 0706 スコットランド沖パイパープラットフォームの事故:167人死亡:北海油田の規制と安全策が大幅に改善
1988 インバータ制御交流CO2/マグ溶接機
1989 0324 アラスカ州でタンカー座礁事故、原油24万バレルが流出
1989 0418 北海ブレント油田コーモラントαプラットフォーム(4万バレル/日)でガス漏れ事故、同油田の全システム停止
1989 0603 ソ連ウクライナでLPガス輸送パイプラインが爆発炎上事故
1990 湾岸危機による原油価格急騰
1990 0620 西シベリアチュメイニ油田ネフチェユガンスク石油基地で落雷による石油タンク大火災事故発生
1990 802 イランによるクェート占領
1990 1003 東西ドイツ統一
1990 -2000 アゼルバイジャンの海上油田、バクー−トビリシ−ジェイハン・パイプライン、テンギス−カスピ海パイプライン(280万バレル/日)北海は350万バレル/日
1990 -91 湾岸危機(供給網途絶)
1990 インバータ制御交流パルスミグ溶接機
1991 0117 米英軍、バグダード空爆開始
1991 0117 多国籍(米)軍によるイラン攻撃(砂漠の嵐作戦:湾岸戦争)クェート油田炎上(800油井600万バレル/日)
1991 1106 クェート油田消火作業完了
1991 1231 ソ連消滅:産油地域はほとんどがロシアに帰属
1991 FSW
1992 ブラジルカンポス海盆マーリム石油プラットフォーム建設(水深780m)
1992 飽和潜水:フランスのコメックス社:HYDRA計画=陸上で701m相当水深
1993 ワールドトレーディングセンター爆破事件
1993 カスピ海周辺の旧ソ連新独立国家(NIS)諸国と西側石油会社連携による掘削
1993 0900 PLOとイスラエルがオスロ合意
1993 10以降 アゼルバイジャン、カスピ海沖合い油田開発契約積極的に調印
1993 1101 欧州連合条約(マーストリヒト条約)発効
1993 12 ノルウェードラウゲン油田生産開始
1993 12 中国石油の純輸入国となる
1994 0101 北米十夕貿易協定(NAFTA)発効
1994 04 カスピ・パイプライン計画のCPC正式設立
1994 メキシコ湾オーガー石油プラットフォーム(水深870m)でシェルが石油生産開始
1995 0528 サハリンで大地震、原油パイプラインが破損
1995 0723 韓国沖でキプロスのタンカー「シープリンス号」が座礁
1996 0216 ブリストル海峡で「シーエンブレス号」が座礁、原油65000トンが流出
1996 11 アルジェリア、マグレブ、ヨーロッパ天然ガスパイプラインによる輸出開始
1996 12 ノルウェートロル天然ガス田生産開始、ノルウェーの石油生産量300万バレル/日
1996 -2003 石油生産予備能力:400万バレル/日
1997 アジア通貨危機による不況で原油価格暴落
1997 0102 ロシア船籍「ナホトカ号」島根沖で沈没、流出原油が福井石川県沿岸に漂着
1997 0228 ギリシャ船籍タンカー、ベネズェラ沖で座礁、原油流出
1997 7 タイ通貨崩壊(アジア通貨危機の発端)
1997 1026 アゼルバイジャン、バクー原油のロシアルートパイプライン送油開始
1997 12 トルクメニスタン−イラン間の天然ガスパイプライン稼動開始
1997 -2001 石油会社大合併による製造関連資源縮小合理化(人材と装備)
1997 末 アジア通貨危機
1998 ケニアとタンザニアの米大使館自爆テロ
1998 0501 OPEC/非OPEC産油諸国、協調減産開始
1998 ライトサイド・フラッシング(LSF)(水圧破砕技術の応用)によりシェールロックからガスを取り出す
1998 1217 米英軍バグダッドをミサイル攻撃
1998 1231 BP−アモコ合併
1998 12 カスピ海原油、グルジア・ルートのパイプライン完成
1999 9 OPEC減産開始
1999 9 フランス石油会社合併によりトタル誕生
1999 1130 エクソン−モービル合併
1990 交流周波数可変インバータ制御交流/直流両用ティグ溶接機 :デジタル制御アーク溶接電源
2000 イェメン港における米駆逐艦自爆テロ
2000 0614 ロンドン市場で原油価格高騰
2000 株価暴落
2000 深海油田サウジアラビアで石油 、ペルシャ湾岸南部海域でガス田油田を相次ぎ発見
2000 天然ガスにシェールガスの占める割合=1%
2000 7 カスピ海カシャガン海上油田掘削(150万バレル/日、可採埋蔵量130億バレル)
2000 10 シェブロン−テクサコ合併
2001 米国はイラクから80万バレル/日の石油を輸入
2001 イラク石油生産量:250万バレル/日
2001 シェールガス生産の本格化:3次元地震探査法による精密な予測確立+水平坑井掘削技術(非在来型天然ガス革命)
2001 0911 米国ツインタワー崩壊(アルカイダによる同時多発自爆テロ)
2003 4 カナダオイル(タール)サンドからの石油生産:確認埋蔵量1800億バレル
2003 320 イラン攻撃
2003 409 バグダット陥落
2003 -2013 中国製造業の躍進(需要増加)
2003 秋 イラン内戦勃発(供給網途絶)
2004 原油価格の高騰(中国の需要急拡大)
2005 石油生産予備能力:100万バレル/日
2005 電子取引プラットフォーム導入
2005 8 メキシコ湾カトリーナとリタによるハリケーン被害プラットフォーム155箇所完全破壊、52箇所に被害、パイプライン535区間に損害
2007 -2008 米国天然ガス生産量急増
2008 9 リーマンブラザーズ破綻、世界同時不況
2009 深海油田生産量:500万バレル/日 (油井1万4千箇所)ブラジル、西アフリカ、メキシコ湾沖合い
2009 イラク石油生産量:250万バレル/日
2009 8 チモール油田2000バレル流出事故
2009 末 世界の石油確認埋蔵量は1兆5千億バレル(油田7万箇所、油井470万本、新規プロジェクト450件)
2010 世界の石油生産能力9300万バレル/日、実際の生産量2600万バレル/日(うち30%=600万バレル/日が浅瀬や深海の海上油田で生産)
2010 天然ガス液生産:1000万バレル/日
2010 150万バレル/日生産。超高温スチーム注入によりオイルサンドを液体化し地上に送出
2010 サウジアラビアでの石油生産量:820万バレル/日
2010 12 チュニジアで政変(アラブの春)
2010 4020 メキシコ湾ルイジアナ沖合い80kmのディープウォータホライズン(水深1500m)の暴噴:BP
2011 02 エジプトムバラク政権崩壊
2011 03 リビア石油生産途絶
2011 0311 東日本大震災、福島第一原子力発電所原子力事故
2011 天然ガスにシェールガスの占める割合=25%
2013 07 エジプト軍政権把握
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2020 深海油田の生産量予測:1000万バレル/日
2030 世界の石油生産能力1億100万バレル/日
2030 天然ガス液生産予測:1800万バレル/日
2030 天然ガスにシェールガスの占める割合=50%?

3000箇所以上のプラットフォームと3万5千キロ以上の海底パイプラインがメキシコ湾に存在、ハリケーンカトリーナで150万バレル/日の生産減少 ハバートによる原油ピーク理論
ピークオイル理論「テクノロジーの終焉」「ビジネスチャンスの終焉」

米国年間産油量
1859 2,000
1860 500,000
1861 2000,000
1870 5,260,000
1880 26,290,000
1890 45,820,000
1903 100,000,000

人工千人当たりの車の台数(2010年)
米国   800
日本   550
EU    450
ブラジル 150
中国    40
インド   15
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参考にした書籍−−
海賊ユートピア Pirate utopias / 背教者と難民の17世紀マグリブ海洋世界 ピーター・ランボーン・ウィルソン 菰田真介 /訳 以文社 ISBN 978-4-7531-0311-9
海賊の世界史 上 The history of piracy フィリップ・ゴス 朝比奈一郎 /訳 中公文庫 コ6-1 ISBN 978-4-12-205358-8
海賊の世界史 下 The history of piracy フィリップ・ゴス 朝比奈一郎 /訳 中公文庫 コ6-1 ISBN 978-4-12-205359-5
古代の難破船イシス号 The lost wreck of the Isis / そのとき何が起きたかそのとき人びとはどうしたか ロバート・D.バラード 柴田和雄 /訳 リブリオ出版 ISBN 4-89784-351-0
タイタニック号の遭難 Exploring the Titanic / そのとき何が起きたかそのとき人びとはどうしたか ロバート・D.バラード 柴田和雄 /訳 リブリオ出版 ISBN 4-89784-350-2
沈没への航路 Lost at sea マイケル・ゴス, ジョージ・ベーエ 五十嵐洋子 /訳 翔泳社 ISBN 4-88135-721-2
暗黒水域 Dark waters / 知られざる原潜NR−1 リー・ヴィボニー, ドン・デイヴィス 三宅真理 /訳 文藝春秋 ISBN 4-16-365620-0
タイタニック百年目の真実 Farewell, Titanic チャールズ・ペレグリーノ /著, 伊藤綺 /訳 原書房 ISBN 978-4-562-04856-4
ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」Holly war / 宗教対立の潮目を変えた大航海 ナイジェル・クリフ 山村宜子 /訳 白水社 ISBN 978-4-560-08297-3
ダイバー列伝 STars beneath the sea / 海底の英雄たち トレヴァー・ノートン 関口篤 /訳 青土社 ISBN 4-7917-5822-6
潜水の世界 / 人はどこまで潜れるか 池田知純 大修館書店 ISBN 4-469-26505-5
シャドウ・ダイバー Shadow divers / 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち ロバート・カーソン 上野元美 /訳 早川書房 ISBN 4-15-208648-3
海を渡った人類の遥かな歴史 Beyond the blue horizon / 名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか ブライアン・フェイガン 東郷えりか /訳 河出書房新社 ISBN 978-4-309-25283-4
海時計職人ジョン・ハリソン sea clocks / 船旅を変えたひとりの男の物語 ルイーズ・ボーデン /文, エリック・ブレグバッド /絵, 片岡しのぶ /訳 あすなろ書房 ISBN 4-7515-2274-4
マゼラン最初の世界一周航海 / Relazione del primo viaggio introno al mondo 長南実 / 訳 岩波文庫 ISBN 978-4-00-334941-0
世界史をつくった海賊 竹田いさみ ちくま新書 ISBN 978-4-480-06594-0
沈没船が教える世界史 ランドール・ササキ メディアファクトリー新書 ISBN 978-4-8401-3664-8
海賊キャプテン・ドレーク / イギリスを救った海の英雄 杉浦昭典 講談社学術文庫 ISBN 978-4-06-291989-0
華麗なる交易 / 貿易は世界をどう変えたか ウィリアム・バーンスタイン 鬼澤忍 / 訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-35415-2
海賊の経済学 The invisible hook 見えざるフックの秘密 ピーター・T.リーソン 山形浩生 / 訳 NTT出版 ISBN 978-4-7571-2242-0
海底と宇宙に資源を求めて 瀬川璽朗 講談社サイエンティフィク 2002 ISBN 4-06-155217-1

技術の歴史 12 / 20世紀 その2 チャールズ・シンガー/〔ほか〕編 筑摩書房
世界石油年表 , 村上勝敏, オイル・リポート社, 316p(2001), ISBN 4-87194-062-4
石油の開拓者たち / 近代石油産業生成史 村上勝敏 論創社 ISBN 4-8460-0085-0
天の科学史 中山茂 講談社学術文庫2077 ISBN 978-4-06-292077-3
サハリン大陸棚石油・ガス開発と環境保全 村上隆 /編著 北海道大学図書刊行会 2003.2 430p ISBN 4-8329-6371-6
21世紀の海洋土木技術 日本海洋開発建設協会海洋工事技術委員会 /編 日本海洋開発建設協会 2006.2 303p ISBN 4-381-01837-0
海と海洋建築 / 21世紀はどこに住むのか 前田久明 /編著, 近藤健雄 /編著, 増田光一 /編著 成山堂書店 2006.4 268p ISBN 4-425-56061-2
大規模浮体構造物 / 新たな海上経済空間の創出 マリンフロート推進機構 /編 鹿島出版会 2000.6 172p ISBN 4-306-02340-0
人間・国家・戦争 Man, the state, and war / 国際政治の3つのイメージ ケネス・ウォルツ 渡邉昭夫, 岡垣知子 /訳 勁草書房 ISBN 978-4-326-30218-5
鉄道と戦争の世界史 Engines of war クリスティアン・ウォルマー 平岡緑 /訳 ISBN 978-4-12-004536-3
ヨーロッパ交通史 Transport and the development of the European economy / 1750-1918年 サイモン・P.ヴィル 梶本元信, 野上秀雄 /訳 文沢社 ISBN 978-4-907014-00-1
世界を変えた火薬の歴史 Gunpowder クライヴ・ポンティング 伊藤綺 /訳 原書房 ISBN 978-4-562-04912-7
パラダイムと科学革命の歴史 中山茂 講談社学術文庫2175 ISBN 978-4-06-292175-6
10万年の未来地球史 Deep future / 気候、地形、生命はどうなるか? カート・ステージャ 岸由二 /監修・解説, 小宮繁 /訳 日経BP社 ISBN 978-4-8222-4932-8
地図を作った人びと / The mapmakers rev.ed. 古代から観測衛星最前線にいたる地図製作の歴史 ジョン・ノーブル・ウィルフォード 鈴木主税 / 訳 河出書房新社 ISBN 4-309-22366-4

モールス電信士のアメリカ史 / IT時代を拓いた技術者たち 松田裕之 日本経済評論社 ISBN 978-4-8188-2151-4

石油国家ロシア / Peterostate 知られざる資源強国の歴史と今後 マーシャル・I.ゴールドマン 鈴木博信 / 訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-35405-3
水族館の歴史 The Ocean at home / 海が室内にやってきた ベアント・ブルンナー 山川純子 /訳 白水社 ISBN 978-4-560-08299-7
ヒトのなかの魚(さかな)、魚(さかな)のなかのヒト Your inner fish / 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 ニール・シュービン 垂水雄二 /訳 早川書房NF392 ISBN 978-4-15-050392-5
骨・岩・星 Bones, rocks and stars/ 科学が解き明かす歴史のミステリー クリス・ターニー 古田治 /訳 日本評論社 ISBN 978-4-535-78727-8
幕末もう一つの鉄砲伝来 宇田川武久 平凡社新書655 ISBN 978-4-582-85655-2

探求 上 The quest / エネルギーの世紀 ダニエル・ヤーギン 伏見威蕃 /訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-16831-5
探求 下 The quest / エネルギーの世紀 ダニエル・ヤーギン 伏見威蕃 /訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-16832-2
大いなる探求 上 Grand pursuit / 人類は経済を制御できるか シルヴィア・ナサー 徳川家広 /訳 新潮社 ISBN 978-4-10-541503-7
大いなる探求 下 Grand pursuit / 人類は経済を制御できるか シルヴィア・ナサー 徳川家広 /訳 新潮社 ISBN 978-4-10-541502-0
銃・病原菌・鉄 上巻 / Guns, germs, and steel 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰 / 訳 草思社 ISBN 4-7942-1006-X
銃・病原菌・鉄 下巻 / Guns, germs, and steel 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰 / 訳 草思社 ISBN 4-7942-1006-X
昨日までの世界 上 The world until yesterday / 文明の源流と人類の未来 ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰 /訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-16860-5
昨日までの世界 下 The world until yesterday / 文明の源流と人類の未来 ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰 /訳 日本経済新聞出版社 ISBN 978-4-532-16861-2
カブラの冬 / 第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆 藤原辰史 人文書院 ISBN 978-4-409-51112-1
戦争と科学者 The war scientist / 世界史を変えた25人の発明と生涯 トマス・J.クローウェ 藤原多伽夫/訳 原書房 ISBN 978-4-562-04848-9
金星(ヴィーナス)を追いかけて Chasing Venus アンドレア・ウルフ 矢羽野薫/訳 角川書店 ISBN 978-4-04-110204-6
自然界の秘められたデザイン What shape is a snowflake / 雪の結晶はなぜ六角形なのか? イアン・スチュアート 梶山あゆみ /訳 河出書房新社 ISBN 978-4-309-25229-2
世界を騙しつづける科学者たち 上 Merchants of doubt ナオミ・オレスケ, エリック・M.コンウェイ 福岡洋一 / 訳 楽工社 ISBN978-4-903063-52-2
世界を騙しつづける科学者たち 下 Merchants of doubt ナオミ・オレスケ, エリック・M.コンウェイ 福岡洋一 / 訳 楽工社 ISBN978-4-903063-53-9
暗号機エニグマへの挑戦 Enigma ロバート・ハリス 後藤安彦 / 訳 新潮文庫 ISBN 4-10-249301-8
暗号解読 / The code book 上巻 サイモン・シン 青木薫 / 訳 新潮文庫 ISBN 978-4-10-215972-9
暗号解読 / The code book 下巻 サイモン・シン 青木薫 / 訳 新潮文庫 ISBN 978-4-10-215973-6
2100年の科学ライフ Physics of the future ミチオ・カク 斉藤隆央 /訳 NHK出版 ISBN 978-4-14-081572-4
機械との競争 Race against the machine エリック・ブリニョルフソン, アンドリュー・マカフィー 村井章子 /訳 日経BP社 ISBN 978-4-8222-4921-2
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか Inviting disaster ジェームズ・R.チャイルズ 高橋健次 草思社 ISBN 4-7942-1538-X
組織事故とレジリエンス / The human contribution 人間は事故を起こすのか、危機を救うのか ジェームズ・リーズ 佐相邦英 / 監訳 日科技連出版社 ISBN 978-4-8171-9353-7
事故はなぜ起こる!? 石橋宏典 メディアファクトリー ISBN 978-4-8401-3238-1
危険不可視社会 畑村洋太郎 / 著 講談社 ISBN 978-4-06-216153-4

進化する魚型ロボットが僕らに教えてくれること Darwin's devices ジョン・H.ロング 松浦俊輔 /訳 青土社 ISBN 978-4-7917-6718-2
脳のなかの天使 The tell-tail brain V.S.ラマチャンドラン 山下篤子 /訳 角川書店 ISBN 978-4-04-110104-9
なぜ、間違えたのか? Die Kunst des klaren Denkens / 誰もがハマる52の思考の落とし穴 ロルフ・ドベリ 中村智子 /訳 サンマーク出版 ISBN 978-4-7631-3264-2
群れは意識をもつ 個の自由と集団の秩序 郡司ペギオ−幸夫 PHPサイエンス・ワールド新書071 ISBN 978-4-569-80950-2
絶対微小 Absolutely small / 日常生活を量子論で理解する マイケル・D.フェイヤー 丑田公規, 吉信淳 /訳 化学同人 ISBN 978-4-7598-1546-7

2012.2.12作成 2018.9.18改定

目 次
常識・非常識
 産総研在職中から趣味の人に徹し、かなりの書籍を読みました。宮仕えの悲しさで時間の大半は給与に見合った仕事をする生活でした。定年退職をして、全ての時間を自分のために使用できることになり、さまざまな書籍を濫読してきました。東西ドイツの再融合から始まったこの30年は各種技術の急速な進展と共に、自分自身の常識・非常識が大きく変化したと感じます。
 この内前半の10年はそれなりに仕事が忙しく、時代の流れについていくだけでした。
 次の10年は定年後のことなどを考えるべき年代になったことと、外部の依頼で多くの様々な分野の方々と仕事をすることが多く、出張の合間には専門に関係した多くの書籍を濫読し、新しい知見を多く発見しました。
 50歳後半からの10年は自分の自由になる時間が確保でき、仕事には直接関係しない書籍を読むことが増え、過去の常識が完璧に覆される事象に多く直面しました。
 理解力や記憶力の衰えはいかんともしがたく、なかなか身につきませんが、若い頃濫読して良かったと再認識しています。
 書籍を耽読しながら考え込んだことは、若い人たちの将来のことです。私自身が若い頃は、知るべき事象が現在より少なく、また大学生活初期は時代の必然でもありましたが、授業の無い時期が続き読書と好きな勉強にいそしむ時間がたっぷりとありました。それを思うと、今の大学生は競争馬顔負け状態で、視野を狭める要素が多すぎるように感じています。
 いろいろな本に接すれば接するほど、今までは全然関係性がないと思っていた事柄が繋がってきて、自らの視野の狭さ、一般教養の無さを痛感します。また、脳生理学的見地からの、本の読書とネットによる読書との相違を知るにつけ、今更ながら良い時期に青春を送ったと感じます。また、21世紀初頭の革命的な変革にも何とか理解できるだけの精神的余力を残して迎えたことにも感謝しています。
 年表の末尾に、年表をピックアップするのに利用した、お薦めの書籍を掲載していますので、参考にしていただければと思います。
現実と記憶
 クラウド技術で膨大な情報を外部記録できるようになり、記憶の中身ではなく呼び出し方などのみを記憶する傾向があります。人体の記憶は、そのときの状況を匂いや映像及び寒暖などの身体的な感覚と同時に蓄積しています。一方、物理的な外部記憶媒体にはそれらの情報は多くの場合文字としてのみ記録されています。個人の記憶は移ろいやすいものですが、体に染み付かせた記憶は大事にしたいと思います。
 学生時代には暇に任せて大量の書籍を読書し、プルーストもしっかり読み込みました。最近AIや意識に関する本の中で盛んにプルーストが言及されていますが、さすがに再度読み直す気にはなれず、 "収容所のプルースト", ジョゼフ・チャプスキ, 岩津航/訳, 共和国(201801) ISBN 978-4-907986-42-1 などの関連書籍を読むのにとどめています。
 内山節の"貨幣の思想史"に関係した本を読む過程でついでに読んだ "大君の通貨/幕末「円ドル」戦争", 佐藤雅美, 文芸春秋(200004) ISBN 978-416-319120-1 は日本史を見直す面白い本です。