公的プロジェクトの主要実績と最近の活動実績
代表取締役小川洋司は、以下のプロジェクトに参画しています
戦略的基盤技術高度化支援事業(経済産業省)(2012FY)
「産業ロボットの固体レーザ溶接作業の高精度化による
ティーチングレス・システムの開発」
地域イノベーション創出研究開発事業(経済産業省)(2010-2011FY)
「超高張力鋼一長尺薄板構造物用ホットワイヤレーザ溶接技術開発」
地域イノベーション創出研究開発事業(経済産業省)(2008-2009FY)
「溶接現象リアルタイム可視化技術による品質保証システムの開発」
地域イノベーション創出研究開発事業(経済産業省(2007-2009FY)
「超精密ビーム制御リモートレーザ溶接による高速車体製造技術開発」
地域中小企業支援型研究開発事業(経済産業省)(2005-2009FY)
「脚部の非接触形状計測と編み機データへの自動変換技術の開発」
産学連携製造中核人材育成事業(経済産業省)(2005-2006FY)
「OKINAWA型・実践的高度溶接技術者の育成事業」
地域コンソーシアム研究開発事業(経済産業省)(2000-2006FY)
「溶接技術の高度化による高効率・高信頼性溶接技術の開発」
新規海洋産業創出研究開発補助事業(日本海洋開発産業協会)(1999-2002FY)
「超撥水剤による新海中溶接工法開発」
共同研究 メガフロート技術研究組合(1995-2001FY)
「超大型浮体構造物の建造と解体(洋上空港の実現を目指して)」
・「新溶接アーク現象」(産報出版)溶接学会溶接法研究委員会編が出版されました。一部分担執筆しました。
・溶接学会誌Vol.86,No.4,pp.210-212(2017)に定年以後に感じたことを記載しました。
・Ogawa Yoji, "Consideration of Gas Tungsten Arc Behavior during Ignition Stage" を 10th International Conference on Trends in Welding Research (TWR2016)を2016年10月に発表しました。
・産工会(産総研・工業技術院OB会)WEBサイト「研究秘話」に、小川洋司「水中溶接・切断技術」(2016.4)が掲載されました。
・小川洋司「高速度ビデオカメラを用いた溶接プロセスの各種計測技術」が 溶接学会誌84巻1号pp.25-30(2015)に掲載されました。
・小川洋司,山下泰生「水中溶接」が、日本船舶海洋工学会誌「KANRIN」第51号, pp.35-42(2013)に掲載されました。
・Y.Ogawa, "Visualization by high-speed video"が、Welding Guid Book 7, "Visualization and Simulation Technologies for Welding Processes" (2013), Japan Welding Society (ISBN9784-906110-23-0) に掲載されました。
・ 「Y.Ogawa"Visual Analysis of Welding Processes.」"が、Welding Process,pp.277-304(2012)(ISBN 978-953-51-0854-2)に掲載され、ダウンロード数が6,500以上になりました。大半は米国・インドで、中国・英国が続いており、日本は少ないようです。日本溶接学界の会員数が学生を含めて約2500人であることを考えると結構な数になりました。
・小川洋司「高速度ビデオによる可視化技術」が、溶接法ガイドブック7「溶接プロセスの可視化・シミュレーション技術」, pp.I-10-I-17(2012).溶接学会(ISBN9784-906110-20-9)に掲載されました。
・「Y. Ogawa, "High speed imaging technique Part 1 . high speed imaging of arc welding phenomena", Science and Technology of Welding and Joining, Vol.16, No.1, pp.16-26(2011).」が英国 Maney Publishing 2010/2011 シーズンの最優秀論文の一つに選ばれました。
今後の展望
水中溶接・切断技術と高速度ビデオ(溶接現象可視化)に関しては、それなりの評価を世界から受けています。
ここ10年は、「技能の可視化・技術の見える化」の観点から、膨大な映像情報を解析して自動化や技能向上に役立つ情報の抽出や、人に優しい表示技法あるいはマン・マシーンインターフェースの開発に取り組んでいます。
今は充電期間と位置づけ、現役時代に手を出す余裕のなかった本の濫読と、技術開発や社会情勢を背景に描いたミステリーなどの視聴を楽しみ、人生の幅を広げることを意識しています。昔は見出しと生起年代でしか覚えていなかった多くの事柄が、その時代の背景や政治状況、人々の生活実態や常識などの総合的な見地から理解できるようになり、濫読が可能になった定年以降の生活を満喫しています。
理解力と記憶力及び集中力はいやになるほど低下していますが、自由になる時間の豊富さを利用して新しく得つつある人間活動に対する知見と、今までの技術的な蓄積を活用して、世間のお役に立てればと願っています。
2012.02.12作成 2021.5.23改定