さくらと地球環境 本文へジャンプ
さくら空港 イメージ

香川県高松市には、高松空港があります。
また、高松空港はさくら空港とも呼ばれています。

香川さくらの会の多田会長さんが空港のまわり一面にさくらの木およそ2000本を植えられたからです。

さくらの木は日本人に愛され親しまれてきました。さくらの花は見ているととても美しいです。

二酸化炭素の増加で地球の温暖化が進んできています。

温暖化の影響で異常気象、地球の砂漠化、感染症の増加、棚氷・氷床の減少、ハリケ−ンの強大化

などいろいろな問題が起こっています。

さてさくらと地球の温暖化の話は一見ことなる話題と思われますが…接点があります。

最近話題にされているのでみなさんも地球の温暖化が進んでいることをご存知ですね。

そして植物は光合成により二酸化炭素を吸収して酸素を出すこともご存知ですね。

もうおわかりですね。多田会長さんが植えられたさくらの木が地球環境にも貢献していることを

多田会長さんが植えられたさくらの木が地球環境にも貢献していることを

さくらは落葉広葉樹高木に属します。一般的に落葉広葉樹高木は二酸化炭素の吸収量が多い木と言われています。

さくらで資料をさがしたところサンプルはオオシマザクラしかありませんでした。



伊豆諸島に自生する野生種。 桜もちを包む葉として塩づけにして使われている。高さは10M〜15M。

樹木の二酸化炭素の吸収量を調べる時、高さ3M未満は根本、それ以上は地面から1.2Mの高さの

樹木の幹の太さで計算します。

5センチ1日に吸収するCO2の量は9グラム(炭素換算)16.8リットル、1.8Lペットボトル9本です。

10センチ 1日に吸収するCO2の量は17グラム(炭素換算)31.7リットル、1.8Lペットボトル18本です。

15センチ1日に吸収するCO2の量は34グラム(炭素換算)63.5リットル、1.8Lペットボトル35本です。

20センチ 1日に吸収するCO2の量は60グラム(炭素換算)112リットル、1.8Lペットボトル62本です。

30センチ 1日に吸収するCO2の量は102グラム(炭素換算)190.4リットル、1.8Lペットボトル106本です。

40センチ1日に吸収するCO2の量は153グラム(炭素換算)285.6リットル、1.8Lペットボトル159本です。

50センチ 1日に吸収するCO2の量は221グラム(炭素換算)412.5リットル、1.8Lペットボトル229本です

60センチ 1日に吸収するCO2の量は307グラム(炭素換算)573.1リットル、1.8Lペットボトル318本です。

70センチ1日に吸収するCO2の量は341グラム(炭素換算)636.5リットル、1.8Lペットボトル354本です。

80センチ 1日に吸収するCO2の量は426グラム(炭素換算)795.2リットル、1.8Lペットボトル442本です。

90センチ1日に吸収するCO2の量は562グラム(炭素換算)1049.1リットル、1.8Lペットボトル583本です

100センチ 1日に吸収するCO2の量は681グラム(炭素換算)1271.2リットル、1.8Lペットボトル706本です。

125センチ 1日に吸収するCO2の量は1022グラム(炭素換算)1907.7リットル、1.8Lペットボトル1060本です。
150センチ 1日に吸収するCO2の量は1362グラム(炭素換算)2542.4リットル、1.8Lペットボトル1412本です。
多田会長さんが大切にされている良二さくらの幹は150センチ以上です。

ペットボトル1412本以上の二酸化炭素を一日に吸収しているわけです。

さて空港公園にはその他2000本のさくらが植えられています。

先日お聞きすると幹の太さが15センチから1Mくらいということです。

単純に15+100÷2=57.5

上の60センチを当てはめて計算してみましょう。

1日に吸収するCO2の量は307グラム(炭素換算)573.1リットル、1.8Lペットボトル318本です

2000本あるわけなので単純にそれぞれに2000かけてみます。

307×2000=614000グラム=614キログラム  573.1×2000=1146200リットル

318×2000=636000本

あっそうそれに良二さくらも足さないと…

614000+1362=615362  1146200+2542.4=11487424

636000+1412=637412

一年では?

615362×365=224607130

なんだか数字が大きくわかりづらくなってしまいましたね。

直径5Mの気球に1トンの二酸化炭素が入るという仮定では?

約225個=225トンの二酸化炭素

残念ながら気球は水素で飛行しますが、もし二酸化炭素で飛行できるなら

さぬき空港周辺のさくらが吸収する二酸化炭素を一年間どこかにためることが可能なら

その気体で225個の気球が飛んでいる風景を想像してるだけでも楽しくなりました。

多田会長さんは空から空港を見るととても綺麗だと言っています。

おとぎ話の花咲じいさんはさくらの枯れ木に花を咲かせました。

殿様からご褒美いただきました。

平成の花咲じいさん多田会長さんはさくらの木を植え花を咲かせました。

地球からご褒美をいただくでしょう。 これからもずっと…


さくらの花は人々に何を教えてくれるのでしょう。

きっとお金では買えない大切なものでしょう。