マルチスライス穿刺計画

 スマートガイドではCT透視画像上で目標点と穿刺位置を設定すると自動で穿刺角度、深さを表示してくれていましたが64列CTでは先にscanを行い被検者にはそのまま計画を立てている間、動かないようにしていただきます。

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穿刺計画は上図のようにMPR上でターゲット位置、穿刺肋間、穿刺開始位置を設定し自分でXY平面との角度、Z軸との角度を測定します。
この間以前より時間がかかるようになりました。
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1、MPR上でAxial上で肝臓癌の位置をマーキングします。次にCoronal上同一座標上をマーキングします。

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2、穿刺が行える安全な肋間を探しAxial上でマーキングしラインを引きます。次にCoronal上で同一座標にマーキングしラインを引きます。

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3、Coronal上でラインを皮膚面まで延長し、皮膚面との交点を求めZ軸方向への角度を求めます。
次にAxial上で同一座標にラインを延長し皮膚面との交点を求めることにより穿刺開始テーブル位置がわかります。

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4、透視モードで穿刺開始テーブル位置画像を下段に出しニードルポジションを使用しガイドラインを表示します。

上記テーブル位置で投光器を点け透視を出し、ガイドライン上の点をボールペンでマーキングします。

これで穿刺開始点が決定します。


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