64列マルチスライスCTにて
64列CTに更新したことによる変更点を説明します。
約10年間CTに搭載されていたスマートガイドにより超音波断層装置で確認出来ない病変に対し穿刺を安全、正確に行ってきましたが、機器更新い伴いスマー
トガイドが使用できなくなりました。
しかし、穿刺補助器具があればMPR上で角度を計測することにより、体軸方向に角度を持つ穿刺も可能であると考えました。
そこで、島津製CTで使用していた穿刺補助器具のアルミ天板を東芝製CTの天板に合うように作成し直し、ストッパーを設け天板上の穿刺補助部はそのまま活
用しました。
天板のカーブと同じカーブで作成し、ストッパーで動かないようにしました。
穿刺補助器具全体の画像です。先端にはRFAニードルを設置しています。人間の重みにより固定します。
体軸方向にはアームが30cmほど伸びるので、天板上をスキャンすることがないのでアーチファクトが出ません。
先端部もX線透過物質なのでアーチファクトを引きません。
それでは、スマートガイドなしにどのようにして穿刺を行っているのか説明していきたいと思います。