マルチスマートガイドへ

このホームページを開発から10年も経過してから立ち上げたのは、穿刺ソフト(スマートガイド)と穿刺補助器具は、どのような方向に対してもCT透 視下で穿刺が行えるシステムとして世界で一番穿刺が行いやすいと思っ ていますが、残念ながら現在どのメーカーのCTでも使用出来なくなってしまったからです。
見学に来られた方は、口をそろえて「簡単にできるんですね。凄いですね」 と驚いていただきました。
現在、当院のCTからはスマートガイドがなくなり穿刺補助器具だけが残り、自分で穿刺角度を求め以前に比べ不自由になりましたが、マルチスライスCTの3 断面透視が行えるようになり、その点便利になりました。

そこで、この3断面透視とスマートガイドが合体すれば以前に比べより正確に早く安全 に穿刺出来ることが想像できます。

スマートガイドがマルチスライスに搭載されると下図のようになります。

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赤いガイドラインは実際の3断面透視画像に疑似的に挿入したスマート ガイドラインです。
一番下の画像は穿刺開始皮膚面を表す画像です。
上の3断面は右側から左側へと穿刺針が進んでいく時の様子でスライスマーカーが腫瘍に向かい進んでいます。
このスライスマーカーの真ん中の線の位置に針先があれば計画とずれがなく体軸方向に針が進んでいるということで、左側に針先があれば頭側に右側にあれば足 側に針がずれているということになります。
マーカーの幅は体軸方向への穿刺角度、透視スライス厚により変化します。

このソフトがあれば体軸方向に距離を持つ穿刺もリアルタイムに簡単に行うことが出来ます。


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